自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

今冬のマンサクと昆虫(21)

2017-03-21 | マンサク

からだが花に入りきれない大きさの,ハエらしいものが一匹。黒っぽいのでそこにいることがわかりました。長い触角と脚が印象的! 


感づかれてはたいへん。もったいない,もったいない。そう思いながら,頭部が見える位置から写真に収めました。カモノハシの口のような口をしています。オドリバエの一種のようです。見たのは初めて。 

 
もっと近づいて撮りました。胸部のでこぼこしたつくりが強烈です。頭部は複眼が大部分。口吻には短い毛が並んでいるのが見えます。触覚のかたちがとてもユニーク。もうすこし撮影を,と思った瞬間,どこかへ。


時間をおいて,また花で発見。たぶん同じ個体でしょう。


今度は,まさに摂食行動を見せてくれました。葯に口吻が届いています。ペタペタ舐めているのです。

 
なかなかおもしろい昆虫とその食餌風景に出合え,ラッキーな観察になりました。