どうせ死ぬなら「がん」がいい(中村仁一・近藤誠 両医師)の共著を拝読しました。日本人よ医者と医療を盲信するなとサブタイトルで宝島社新書から発行されています。
医療現場の医師は決して語らないであろう対談からいろいろな考え方を学びます。
お二人にはそれぞれの経験から発表されている著書があります。中村さんには「大往生したけりゃ医療とかかわるな」が近藤さんには「患者よ、がんと闘うな」等です。
両医師に共通している医療の捉え方が「時代と共に確かに変わってきている」という点に興味を持ちます。特に「死」と向き合う家族のあり方はこれから大きく変容していくだろうと感じました。
がん治療、延命治療の「潮目」が変わってきた・・・にある、10年前に同じ言葉を使ったら著書は売れなかったでしょうねと中村医師は言われています。「大往生」という表現は出版の編集者が古臭いと見ておられたと書かれていました。大往生という言葉に理解のない60代の年配の方だけでなく30代~40代の方も読まれているそうです。今はQOD(quality of death)死の質を考える時代になってきました。
統合医療のエネルギー分野としてレイキ療法はあります。それこそ古臭い言い方ですが、がん治療や重篤なクライアントを持たれる家族が当事者に手をおいて差し上げる事のできる日本古来からある自然療法なのです。
がんのクライアントと向き合ってきたレイキヒーラーとして考える機会となりました。