古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

忘れてたけど田舎は「空気がうまい」ところです。

2014年10月18日 07時03分07秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 先日阪神間に暮らす友だちが訪ねてくれました。
 木を植えた裏山を見てもらっているとき、彼が何気なく「空気がうまいな」とつぶやきました。そういえば尼崎に暮らす身内の人に「ここは空気がおいしい」といってもらったことがあります。8年まえ引っ越してきたころぼくも感じたかしれませんが、忘れていました。
 夜中に起きてウッドデッキに出て、夜空を見あげるのはぼくの習慣になっていますが、今夜も夜空は晴れて冬の星座が中天にかかっています。
 前回のブログで書いた窓から見える裏山の景色。東のデッキから見える田んぼと民家のひろがる景色。玄関の戸をあけると山の田につづく緑の道。そんなものに慣れっこになってしまっていました。
 いまNHKのBS放送で、火野正平さんが自転車で全国を旅する『こころ旅』という番組を放送しています。ぼくの郷里の鳥取県倉吉市も先週放送されて、食い入るように見ました。あの番組で出てくるのは、ひなびた田舎の池や川や林や祠です。そんなものにかこまれて人は育ちます。それは街に暮らすようになってからも、生涯の「こころの原風景」になる。
 日本人の「こころのふるさと」はこんなところにあったんですね。変わり映えのしないひなびた田舎道を、自転車で走るこの番組をあかず見ています。
 そして「田舎暮らしを志向した初心もだんだん薄れていくんだなー」と感じます。
 いちばん好きな秋の季節です。稲刈りの田んぼ道を歩きながら、初心の感動を反すうしたくなりました。 
コメント
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