古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

13年ぶりに四国巡礼のお寺を見て感じたこと。

2010年06月16日 04時24分35秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 四国八十八カ所巡礼のお寺めぐりをしたのは、ぼくが定年退職し、父が亡くなった1997年の夏でした。7月と9月に一週間ずつかけて車で八十八カ所をまわりました。
 あれから13年が過ぎました。このたび大塚美術館を見るついでに第一番札所霊山寺から第四番札所大日寺まで参拝してみて、お寺も時代とともに変っていくのを感じました。13年前にお参りしたときは第一日目は第二番札所極楽寺の宿坊に泊りました。宿坊の玄関脇にささやかな売店があり、巡礼用品などが売ってありました。
 その品々を見ているうちに、第一番札所霊山寺と値段がちがうことに気づきました。霊山寺で杖、白い服装、数珠、納経帳などを買ったときは「こんなものか」となんとも思わずに買い求めましたが、極楽寺で値段をみると巡礼グッズがどれもずいぶん安いのです。
 お寺の人に「えらい安いですね」ときいたら「よくわかった先達さんはまずタクシーでうちの寺に寄って巡礼の買物をされ、それから一番にまわられます」。
 今回極楽寺に行ってみたら駐車場に別棟の売店が建っています。そこに巡礼グッズは売ってありますが値段が霊山寺とあまり変りません。お寺は代替わりしたのでしょうか。方針が変ったのでしょうか。どんな事情があったかわかりませんが時代の流れでしょうか。第四番の大日寺では古びた観音像の並んでいた回廊や納経所が新しくなり、あのさびれた感じがなくなっています。
 四国巡礼は盛んになっているようですがお寺も変るのですね。いつか次の機会には『歩き遍路』で巡拝しようと思ってきましたが、そのことにとらわれて無理に頑張るのはどうかな、という気がしてきました。変る自分をそのまま受け入れる。際限なくなまけるようになるかな。
 雨がたっぷり降って、畑の水やりを心配しなくてもよくなりました。五月の終りから六月前半は水やりにずいぶん時間と労力をとられていたとあらためて思います。黒豆と大豆の種蒔きの時期です。今年は直播きしないで苗を育て、きっちり間をとって植えようと思います。風通しをよくし、芽を摘んでよく茂らせ、一本一本に精いっぱい実ってもらいましょう。
  
コメント
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