古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

野うさぎの写真をバッチリ!

2010年06月15日 06時39分07秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 裏の山の草陰で見かけたのは二週間も前でしょうか。道子さんが「ナスビの苗が食べられた。だれがあんなもの食べたんだろう」と不思議がっていましたが、犯人はどうやら野うさぎのようです。いつ覚えたのか裏の藪から出てきて家の横の小屋の中を通り、表の畑に出てくるようになりました。
 その後も「菊菜の葉を食べられて筋だけになってる」とか「レタスの苗がかじられた」と野うさぎ出没の気配がありました。二三日前には、ウッドデッキで来客とお茶しているときに一瞬姿を見かけました。子うさぎの大きさです。
 そこでなんとか写真に撮ろうとカメラを手近に置いて心の準備をしていました。そしてきのう、庭を見ると野うさぎが野菜を食べに来ています。ガラス戸越しに撮り、そーっとガラス戸を開けて撮り、まだ大丈夫、体をウッドデッキに出してズームアップして撮りました。
 まさかこんなに早く野うさぎの写真が撮れるとは思いませんでした。
 ネットで野うさぎのことを調べてみたら、餌付けはむずかしいようです。小学校で飼っているうさぎと野うさぎは、種類がちがうといってもいいくらいで、人間になつかないようです。それに捕まえるのは法令違反だそうです。「脱兎のごとく」といいますが、飼育されているうさぎとちがい、実にすばしこく、逃げる迫力がちがいます。野性を感じます。
 一昨年の秋に、親くらいの大きさの野うさぎを裏の藪で見たことがあります。ガラス越しに見て、そーっと窓を開けたら一瞬に姿が見えなくなりました。その一回だけで、その後姿を見ることはありませんでした。「ピーターラビットみたいなうさぎがどこかにいるのだなー」と幻のようなはるかな動物を思う気持ちで思い出していました。
 あの野うさぎの子どもでしょうか。毎日餌を食べに庭に来るではありませんか。どきどきわくわく!
 道子さんは「野うさぎがなにを食べても絶対に腹を立てない!」と宣言しています。ナメクジや夜盗虫に葉っぱの端っこをかじられても「キッ!」となりますが、野うさぎなら「ゼーンブどうぞ!」。
 ぼくも同感です。
 野うさぎが来たら思うがままに食べてもらいます。心の中ではいまどうしているかと気になって気になって仕方ありませんが、知らん顔しておくことにします。
 
コメント
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