古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『分杭峠』に行きました。

2009年09月19日 03時45分36秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 伊那市のかんてんぱぱの工場を見学したあとはどこにも寄らず、まっすぐ高遠町の宿に向かいました。旅に出ると「今生ではもう来ることもないだろうからついでにあそこにも寄ろう」と欲張りたくなったものですが、古希を過ぎたいまはひたすら宿に着いて風呂に入ろうと思うばかりでした。
 夜中に目覚めてフロントでもらった観光地図を広げ、どこに寄って帰ろうかと眺めました。観光スポットはいっぱいありますがどうでもいい。長野に来たのだから高い山を眺め、ひなびた田舎を走ってみようと思いました。
 翌日フロントで尋ねると「道は細いけどそちらからでも駒ヶ根インターに行けます。分杭峠(ぶんぐいとうげ)に寄られたらいいですよ」とすすめられました。
 美和ダムという大きなダムに寄り、細い山道をゆっくり走って10時前に峠に着きました。30台は止まれそうな駐車場がありますが車は見かけないしだれもいません。ちょっと立派な小屋のような便所があるだけです。車をおりて峠の空気を深呼吸していると次々と車がやってきて、たちまち車や人がうろうろ。
 帰ってからネットで『分杭峠』(標高1424メートル)を調べてみました。気の出る場所・磁場ゼロ・日本一のパワースポット、あるいは地質学上の特徴などがいっぱい書いてありますから効能はそちらで。写真は駐車場から数十メートルほど下った山道で、急な斜面に粗末な板がとめてあり、そこに腰掛けてパワーを浴びるのです。一時間座って瞑想するのがいいそうですが、30分で切り上げました。敏感な人は強く『気』を感じるそうです。
 10年ほど前に中国の著名な気功師が発見したとか。テレビで紹介され休日は人でいっぱいになるそうです。便所以外に売店など一切なくて俗化していないのが気に入りました。帰ってからも写真を見るだけで気持ちのよくなるスポットです。
 
コメント
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