レッスンの気分

9月4日は父の命日だった。

今年は法要など何もしなかったが、先日から色々な事務手続きがあり、その度に生前の頃の父、そして当時の私の生活などを思い出した。

幼少の頃、短い時間ではあったが家族団らんしていたひと時があり、その頃は楽しい思い出ばかりではないが、しかし良かろうが悪かろうが、当時の私にとっては、そこが唯一の場所であって、変えることのできない、そしてあの頃に戻ることもできないことを、わかってはいるが、思い出しては消えてゆくという、今日はそんな取り留めのないことを考えながら一日が過ぎて行った。


閑話休題、今日は洗足にて補講レッスンとおさらい会だった。
シルバーマウンテンの裏には、いつものカレー屋さんの車、そして新たにオムライス屋さん、アジアンライス屋さんの2台が追加されていた。


おさらい会は練習棟の大部屋にて。


私もアルトでフェルリングの57、58番、そしてバリトンで無伴奏チェロ組曲第一番から前奏曲、アルマンド、サラバンド、ジーグの4曲を吹いた。
フェルリングを人前で吹いていると、まるでレッスンを受けているような気分になり、大変緊張してしまった。