hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

シンフォニックファンファーレ東京 第6回定期演奏会

2016-11-04 00:54:42 | 日常
いつもの国立オリンピック記念青少年総合センター大ホールに於いて、ファンファーレバンドの演奏会だった。

今回はいつものコンマス業に加え、グラズノフのソリストを依頼され、頼りにされることをありがたく思いつつ、いつも通り快く引き受けた。

グラズノフのカデンツはクリスティアン・ロバ版を演奏し、4ページ4分間の長いカデンツを覚えるのには難儀したが、今回はなぜかリハーサルが始まる少し前から、緊張を通り越し、本番を迎えることがとても怖かった。

この協奏曲があまりにも完成された作品で、先人の名演奏、名録音がたくさん残っているからというのはもちろんだが、聴衆や共演者が私の演奏に期待してくださること、そして私自身もそれに応えたいという気持ちが日ごとに強くなり、緊張のあまり首と肩の凝りは悪化し、更には吐き気を感じるほどだった。

聴いてほしいと思うからこそ感じる緊張や恐怖、しかしそれは前に進む原動力でもあり、周到に、そして充実した準備をするため、今の私を支えている動機付けの一つになっている。


毎回恒例のセクション写真



ゲネプロ中、降り番だったホルン長谷川さんに写真を撮っていただいた。

「ソ」の指使い






本番中