幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

夏目友人帳 ①

2014年09月15日 10時20分44秒 | ひとりごと
 4日前、何かの広告で大きな白い動物が表紙になっているコミック漫画を目にした。
たまたまそこにいた娘にこれは何かと尋ねた。

「何か」とはその白い生き物が、犬なのか、キツネなのか、それとも他の何かなのか、
という意味だったのだが
娘は

 「それは、妖怪が見える男の子の話、結構面白いよ」

と、応えたのだった。


 ふ~~~~~ん、妖怪ねぇ・・・・・

ちょっと読んでみたいかも…


って、で? これは犬なの、キツネなの?????
私が知りたかったのはただそれだけなんですけれど…・






 さて、その翌日はここしばらく拝めなかったような綺麗な青空
ああ、秋ですね~~~
広い空をほれぼれと眺めている私に夫が言った。

「久しぶりに夕方から海へ行こうか」


せっかくお父さんが提案したのだから
多少面倒でも協力しなさい、
と嫌がる娘を急き立てて
珍しく三人で夕方のデイキャンプに行くことになった。

 三人で海なんて何年ぶりでしょう。
彼女が幼いころは
ポトフとおにぎりを持って
夕陽を見によく出かけたものだけれど・・・・・


 とはいえ、急に決まったこと。
とりあえず冷蔵庫にあるものや夕飯にと作ってあったものを籠に詰め込み

「早く、早く!!
 夕陽に間に合わなくなっちゃう!!」


 心を焦らせ、気は落ち着け、自宅から南下すること約1時間
蒲郡は竹島の海岸に陣取ったのだった。


 丁度満潮の
たっぷりの海水に沈む夕日を眺めながら
本当に久しぶりに、
ほんとうに久しぶりの、
親子三人の海の時間を満喫した。



 


 お陰様だなぁ、有難いわ、
ささやかでも確かにこれは「幸せ」よね


 と、思いながら帰路へ。

 と、どういうわけか
これまた突然

 「DVD借りて帰ろうよ」

と、娘が言いだした。
うまい具合に途中にレンタルビデオ屋さんがある。

 が、彼女は
DVDよりも、読みたい漫画が頭にあったようで
一直線にコミックコーナーへ。
でも、残念なことに彼女のお目当て本はレンタル中

 「はい、残念でした、帰りましょうね」

 と、言おうとしたその瞬間

 昨日、オカンが聞いた本もあるはずだよ、  」

「 えっ?!ホント?!
  読む読む!!」

「う~~~~~ん、でもタイトルがが思い出せない。
  なんだったかなぁ・・・・・」

「店員さんに聞いてこようか?!」


二、三歩、先を歩く娘について行きながらそう訊ねる間もなく


 「あった!!これよ、これ」


 



 そこには本当に、あの生き物が表紙になっている本が並んでいた。
人気がある漫画なのだろう。同じ巻が何冊も並んでいた。


 「夏目友人帳」

第一巻が2005年10月10日初版発行
2013年7月15日第62刷発行という人気漫画だった。



 
 そうして、私は娘に勧められるまま3巻までをレンタルし
次の日、あっという間に一気読みしてしまったのだった。


 
 


 ほんのちょっと意識に引っかかっただけの漫画を
三日後には読んでしまっている。

この〝一瞬、軽く思ったことが現実になる″
その事実と速さに
今更ながらびっくりする出来事だった。





 「夏目友人帳」
・・・・・面白かったです、というより
良い本でした。



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