1月中旬、突然に結婚宣言をしたわが一人娘は3月20日にはフィジーへと行ってしまう。
まだ、声さえも聞いたことのない、見知らぬ外国人に連れ去られてしまうのだ・・・いや
ついて行ってしまうのだ。
しかもツアーコンダクターをしている彼女は、その1月の結婚宣言の後も
モロッコ、バルト、イタリア、イタリアと
4回も仕事で海外に行ってしまって、私たちと過ごす時間はわずか・・・
あっという間に時は流れた。
17日に彼が来日、18、19、20とたった3日間
我が家や祖母の家を周り
21日には二人で行ってしまう。
日本とは習慣が違うから・・・・・
その一言で、お相手のご両親からのご挨拶もなければ
例の「御嬢さんと結婚させてください」など、あり得るはずもないのだ。
結婚式もさしあたっては予定していない、らしい。
・・・なんだか、
なんだか、ねぇ。
ここまで、親をないがしろにしてよいものだろうか・・・
と釈然としない苛立ちと寂しさの中で過ごした二ヶ月。
まあ、育てたように子は育つ、というから
そんな風にしたのは他でもないこの私たち・・・
そういえば
私自身、日本流結婚式は必要ない、と親に申し出たんだったっけ。
「そんなわけにはいかない」
と、父に一喝され、簡単に却下。
結局「親孝行」のつもりでと夫に説得されて、挙式に同意したのだった。
ところが!!だ。
そのお式の段取り段階で
双方の両親の習慣の違い、考え方の違いが衝突し
親も私もものすごく嫌な思いをした。
親からは毎晩のように愚痴を言われ
姉妹からも非難され
気に病んだ私は
結婚式の前日、ついに気を失って倒れてしまうほどの疲労困憊状態に陥った。
そうね、
そうだった。
私は結婚式を「不要」と考える若者だったんだ。
なのに娘にはちゃんとお式を挙げて
みんなに祝福されてスタートしてほしいと思ってしまっている。
う~~~~~~ん、矛盾だな。
確かに矛盾だ。
でも、しかし
親の立場になって初めてわかる感情、ってのもあるわね。
つまり
私は、娘の気持ちがわかっているはずだし
親の気持ちは、ようやく分かったということでもあるのよね。
これも一つの「感情の体験」ということか。
喜怒哀楽、悲喜こもごも
めでたくて、嬉しくて、ほっとして、
でも淋しくて何だか悲しくて、泣きたくなるような
やるせなくて、複雑な心境・・・・・
こういう感情も
味わってみて初めてわかるもの。
いくら豊かに想像力を働かせたからと言っても
味わったことのない気持ちは分かりにくいものだもの。
てことは、娘のおかげで
私はまた一つ
「感情」の新しい形を体験させてもらったということ?????
とすれば、
突然の結婚宣言も
結婚式なしも
私の人生に与えられた「とっても有難いこと」なのだろう。
などと、ため息交じりに考えている。
まだ、声さえも聞いたことのない、見知らぬ外国人に連れ去られてしまうのだ・・・いや
ついて行ってしまうのだ。
しかもツアーコンダクターをしている彼女は、その1月の結婚宣言の後も
モロッコ、バルト、イタリア、イタリアと
4回も仕事で海外に行ってしまって、私たちと過ごす時間はわずか・・・
あっという間に時は流れた。
17日に彼が来日、18、19、20とたった3日間
我が家や祖母の家を周り
21日には二人で行ってしまう。
日本とは習慣が違うから・・・・・
その一言で、お相手のご両親からのご挨拶もなければ
例の「御嬢さんと結婚させてください」など、あり得るはずもないのだ。
結婚式もさしあたっては予定していない、らしい。
・・・なんだか、
なんだか、ねぇ。
ここまで、親をないがしろにしてよいものだろうか・・・
と釈然としない苛立ちと寂しさの中で過ごした二ヶ月。
まあ、育てたように子は育つ、というから
そんな風にしたのは他でもないこの私たち・・・
そういえば
私自身、日本流結婚式は必要ない、と親に申し出たんだったっけ。
「そんなわけにはいかない」
と、父に一喝され、簡単に却下。
結局「親孝行」のつもりでと夫に説得されて、挙式に同意したのだった。
ところが!!だ。
そのお式の段取り段階で
双方の両親の習慣の違い、考え方の違いが衝突し
親も私もものすごく嫌な思いをした。
親からは毎晩のように愚痴を言われ
姉妹からも非難され
気に病んだ私は
結婚式の前日、ついに気を失って倒れてしまうほどの疲労困憊状態に陥った。
そうね、
そうだった。
私は結婚式を「不要」と考える若者だったんだ。
なのに娘にはちゃんとお式を挙げて
みんなに祝福されてスタートしてほしいと思ってしまっている。
う~~~~~~ん、矛盾だな。
確かに矛盾だ。
でも、しかし
親の立場になって初めてわかる感情、ってのもあるわね。
つまり
私は、娘の気持ちがわかっているはずだし
親の気持ちは、ようやく分かったということでもあるのよね。
これも一つの「感情の体験」ということか。
喜怒哀楽、悲喜こもごも
めでたくて、嬉しくて、ほっとして、
でも淋しくて何だか悲しくて、泣きたくなるような
やるせなくて、複雑な心境・・・・・
こういう感情も
味わってみて初めてわかるもの。
いくら豊かに想像力を働かせたからと言っても
味わったことのない気持ちは分かりにくいものだもの。
てことは、娘のおかげで
私はまた一つ
「感情」の新しい形を体験させてもらったということ?????
とすれば、
突然の結婚宣言も
結婚式なしも
私の人生に与えられた「とっても有難いこと」なのだろう。
などと、ため息交じりに考えている。
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