鳩山幸さま

　「和楽」という雑誌が毎号、首相夫人鳩山幸さんの言葉（メッッセージ）を特集している。
　ま、今話題の方ですから、「和楽」に限らずいろいろなもので彼女の言葉は目に、耳にする。

　民主党がどうとか、総理がどうとか、私には論ずる知識はない。
けれど、彼女の言葉にはいつも頷けるのである。

　よく、あの夫妻の事を「宇宙人」と表現しているが、良い意味で本当に宇宙人だと思う。
電車で見かけた週刊誌の見出しには「お坊ちゃま育ちの総理に民衆の気持ちがわかるのか！！」などとあった。
確かにわからないことも多いに違いない。私は総理のかたを持つ気もないし、批判する気もない。総理の本当の人間性は知らないのだから。

　幸夫人にしてもそうだ。
彼女と個人的おつきあいがない限り、それは分かり得る事ではない。

　けれど彼女の言葉を読む限り、彼女は正しい事を言っていると思う。
波動的な考え方から言っても間違っていないと思うのだ。
ここ数年、私が読んだいろいろな本で述べられている事を彼女は実践し、心がけているように見受けられる。
いや、心がけていると言うよりも、ごく自然にそう出来ているような気がする。
全く、彼女の言っている事は、この地球の波動をあげるためにとても大切な事ばかりなのだ。

　私には彼女が、地球の人々を高い波動に導くために他の高波動の星からわざわざこの低波動の地球に生まれてくれた宇宙人の一人に思えてしかたない。

　政治はどうしても低波動になってしまうのだろう。
それも、私たちは体験し、学ばねばならないに違いない。
　ただ、今後民主党がどう動こうとも、鳩山総理がどんな批判を浴びようとも、
幸夫人のメッセージが人々に触れる機会がとても多くなった事だけでも、彼が首相になった意味はあった、と思うのだ。

　彼女は毎回言っている。
「楽しみなさい」「全てを楽しんじゃいましょう！！」
　と。
「友愛」・・・みんなで幸せになるためには「感謝する事」
家族に感謝し、家族を愛する、そのためにはまず自分を愛せる人になりましょう・・・と。

「自分を愛せる」
誰でもわが身が可愛いいのだから、そんなことは簡単なように思える。
けれども、これが実はとても難しい。
「わが身が可愛い」ことと「自分を認め、自分を誇りに思い、自分を真に愛せる人」は
本当のところ意外に少ないのではないだろうか。

　出来ない自分、ダメな自分ばかりを指摘され、どこかで「わたしなんか・・・」と自分を否定していないだろうか。

　私たちは「生きる」事の全てを通していろいろな実感を得、喜怒哀楽の全てを知り、そして魂を少しでも高めるために生まれてきている。
だとすれば、この世で一見失敗に見えることも、不幸に見えることも、全て「体験して、知る」ためであり、それによってより高く成長するためなのだから、何一つとて本当の意味での失敗などはないのだ。出来ない自分も、ダメな自分も、クリアーするための教材に過ぎないのだ。

　そのことを意識しさえすれば、それに向かって生きてる自分を褒めたり認めたりすることが出来るようになるのではないだろうか。

　幸夫人はそういうことを今、大声で皆に伝えるために首相夫人として存在していると思うのだ。