幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

幸せの形

2019年09月19日 21時15分27秒 | ひとりごと


いつもの散歩道に豆朝顔の花  

芯の先のほのかな紅色がワンポイント、と書かれていました。

こんな花に出会ったとき、私は一人でも充分な幸せの中。


同じ草叢で
目線を移したら美しい蛾が休んでいました。  

これもまた幸せな出会いの一瞬。


一人でも味わえる幸せ。
一人だからこそ味わえる幸せ。

そんな幸せの形をわたくし、結構愛しています。




でも、誰かといるときの幸せ、
みんなでいるからこそ味わえる幸せもあると思います。


川村元気の「億男」の中にこんな一節がありました。
家族を失いかけている主人公の言葉です。



  僕たちを幸せたらしめているものは何か。
  僕たちの生を繋ぎ止め、明日へと生かすものは何か。
  それは柔らかいバスタオル、風に揺れるカーテン
 ベランダではためく洗濯物、
 並んだ歯ブラシ,焼きたてのパン、甘いリンゴ、淹れたての珈琲。
 一輪のチューリップ、笑顔の家族写真、心地の良い音楽。

  そのどれもが、お金で買えるのかもしれない。
 けれども、それとともにある幸せは
 誰かと一緒でなければ手に入れることはできない。
 ひとりでは難しい。
 誰かと共有していなければ。
 その幸せな、ひと時を。
             „


・・・確かに、と思います。

たいていの人にはそのどちらもが与えられています。

ただ、そのことを意識していなければそこに「幸せ」は存在できないのです。

「幸せ」はそれを認める人にだけ「有る」のだと思います。



ひとりぽっちだからこその幸せ。

誰かといるからこその幸せ。

「幸せ」の形は様々です。

だから、

もし今、

どちらかを手にしていないとしても

「ない」ものを追い求めて嘆くのではなく

「有る」ものを大切に見つめればよいだけのこと、のように思います。




空はそろそろ秋の気配が満ちています。 

夏には夏の幸せが、

秋にも秋の幸せが

確かに、確かに「在る」のです。

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