虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

人生の贈りもの 色川大吉

2015-03-31 | 新聞・テレビから
朝日夕刊に「人生の贈りもの」という記者のインタビューで半生をふりかえって語ってもらう連載ものがある。自由民権運動の研究や、かつて小田実と「日本これでいいのか市民連合」の共同代表でもあった歴史家色川大吉は12回にわたって連載され、今日で終わった。

12回の間、自分のこと、過去の業績は大いに語るが、今の安倍政権への批判はまったくなかった。
89歳ということで、現実社会との闘いからは引退したのだろうか。
この連載では、なかにしれいが、安倍政権への批判をズバズバと語っていたのが印象に残っていた。

平和な時代ならともかく、今のような危ない時代、著名人が新聞やテレビなどのメディアで自己を語る機会を与えられたのなら、記者をまきこみ、メディアをジャックするくらいの意気込みで言うべきなのだ。言いたい人はおそらくたくさんいっぱいいる。しかし、危険なことを言う人、安倍政権を鋭く批判する著名人を、メディアは使わない、出さない。

森村誠一などは、何度も、声の欄に投稿して安倍政権を批判しているくらいだ。

インタビューを受けたのなら、これをいい機会と、少しでもいいから、集団的自衛権でも憲法についても語るべきではなかっのか?大吉先生。