虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

ツバメ⑭ 黒猫事件

2013-06-03 | ツバメ
朝、玄関の外でツバメの激しい鳴き声がするので、玄関のドアを開けた。
ツバメの巣の下にわたしの車を駐車しているのだが、その車の屋根の上になんと1匹の大きな黒猫。
ツバメ4羽か5羽が鳴きながら飛び回っていた。

車の屋根から巣までは、猫にしてみたらひとっ飛びだ。
猫はわたしの顔を見るとすぐに車の屋根からおりた。ツバメは猫を攻撃するように、低空飛行を繰り返している。

黒猫はのっそりと向かいの家の門に入り、こちらをじっと見ている。猫にむかって、コラッと威嚇した。ちょうど、前の家のおじいさんがゴミ出しをしていたが、前の家で飼っている猫ではないと思うが・・・。

黒猫はこちらをまだ平然と見ているので、「ふてい野郎だ」と追いかけるようにして走るふりをした。黒猫の野郎め、一目散に遠くに逃げていった。

黒猫がいなくなると、ツバメたちも安心したのか、鳴くことをやめ、電線に止まった。なんだか、ツバメたちといっしょに巣の防衛をしたような連帯感を持った(笑)。

だが、安心するのはまだ早い。巣をすぐに見た。
いつもは、巣の下で手をたたいたり、声を出すと、雛たちが鳴き声をだして首をのばしていたのだが、今朝は何の反応もない。カメラでとってみると、恐怖で縮こまっているのか、くちばしも見えない。大丈夫だろうか。

心配だったけど、仕事があったので外出し、夕方、帰って、すぐに巣の下で手をたたいたり、ゴホン!とか声を出してみた。すると、1羽だけ雛が首を出した。ツバメの親も巣に飛んできている。でも、なぜ1羽なのだろう。他の雛は眠っているのか、あるいは、黒猫にやられてしまったのか。まだ詳細は不明だ。

黒猫の野郎め。まだまだ油断はできない。

ツバメの親は夫婦二人だが、今朝、猫がいたときは、5羽くらいのツバメが飛び交っていた。危急の時は、夫婦だけでなく、仲間の協力関係もあるのだと思った。

追加

今夜は、巣に親鳥の姿なし。毎晩、1羽の親鳥が巣にいたのに、今夜はいない。
雛を放置して、どこへいったのだろう。やはり、今日は異変があった。