虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

試される日本の国民性

2012-06-16 | 新聞・テレビから
原発事故から1年3ヶ月で、早くも原発再稼働決定。そして消費税増税の決定。
恥も外聞もない日本の政治。

昔、まだ子供だったころ、この国の政治(政府・自民党)は大企業中心にすすめられている。大企業・資本家・富裕層がこの国を支配し、国会などは、いかにも民主主義国家だと国民の目をくらます仕掛けに過ぎない、という言葉をよく耳にしたことがある。わたしは、こういうイデオロギー的で、独断的な言葉は嫌いだった。複雑な現実をあまりにも簡単にかたづけてしまっているようで、世の中、そんなに単純なものでもないだろう、と思っていた。

でも、その後、長く世の中を生きていて、残念ながら、この単純なものの見方はまちがいではなかった、と思うようになった。

今の野田政権は、財界・大企業・富裕層の執事、召使いではないか。国民の暮らしよりも大企業の利益を守る。原発再稼働しかり。消費税しかり。法人税は下げ、消費税は上げる(大企業には笑いが止まらない)。現実の政治を見れば見るほど、大企業・富裕層優遇、国民生活無視はあきらかではないか。

大企業中心の政治だ、とは、共産党がよく言う言葉だが、共産党でなくても、いや、イデオロギーなど関係なく、素朴に、現実の社会を見れば、だれでも認めるはずではないのか。そうは思わない、というのは、かつてのわたしのようによほどお人好しなのではないだろうkか。

特に、最近は、その大企業中心の政治があまりにも露骨。昔はこれほど、まだ下品ではなかったはず。恥も外聞もない。

政治は大企業・資本家・富裕層のためにおこなわれている、という大問題を、頼りにならない共産党や社民党などの国会議員の専売にさせていてよいのだろうか。共産党や社民党などの国会議員や政党を無視して、われわれ自身が声を出すべきなのだろう。

政治家も学者もメデイアもわれわれの味方はしない。ただ、自分たちの力しかない。

何をなすべきなのだろうか?