虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

安部氏の挑戦 さて新聞は?

2006-09-03 | 新聞・テレビから
安部氏は、総裁選出馬に向けて「憲法改正」と「教育改革」を最重要課題として公約にかかげた。自分の考えを正直に掲げたといえるだろう。それに対する新聞の社説。安部氏がうちこんできた「憲法改正」「教育改革」をどう受け止めたか。ネットでそれぞれの社説を読んでみた。

毎日新聞
「憲法改正を明記した」と書くのみで、ノーコメント、小泉路線との両立は可能か、とアドバイズみたいなことを書き、教育については一切不問。

読売
「大いに論戦を活性化してほしい」。もう常套句だなあ。ただ、これだけ。憲法改正、教育改革への言及はなし。

日経
「論戦を期待したい」と書き、憲法も教育への言及はいっさいなし。最後はこう結ぶ。「安部氏の改革の方向は時代の要請に沿っており、多くの課題を同時並行的に素早く処理していくよう望まれる」いわば、応援声明。

朝日
「安部氏に聞きたいことは多い」いろいろわからないことがあるので、具体的な意見がほしい。「20日の投開票まで、さまざまな討論会や記者会見が予定されている。安部氏にただしたいことは山ほどある」
おいおい、君たちは新聞記者ではないのか。安部氏の持論くらい十分承知のはずだろ。いまころ聞きたいことは山ほどある、などと・・・。

大切なことの報道を怠り、権力を批判することのできない新聞社は存在する価値がない。争点をぼやけさせるのは誰だ。
どうせ、また安部氏の支持率の世論調査をするのでしょう。この秋のマスコミの動きは歴史に残る。みんなが注目しているところ。

画像は大阪の太融寺。自由民権運動の始まりの場所でもある。壮士たちの雄たけびを聞け!(^^)

ジャズ喫茶コルにいく

2006-09-03 | 日記
ジャズ喫茶コルにきた。阪急茨木駅南口のそばだが、ちょっと見つけにくい。
25年ぶりくらいだ。

70年代の雰囲気。昔と変わってない。スピーカーも部屋の黒い壁も昔のままだ。
10人も入ったらいっぱいになりそうな広さ。でも、ライブもやっている。

マスターはやはり難病で療養中だった。いつ復帰できるかもわからない。55歳。今、定連客だった有志の方が一人で営業しているが、経営は厳しいようだ。

ゲバラのポスターがまだはってある。今、ジャズ喫茶は絶滅状態で、阪急沿線では、ここくらいしかないかもしれない。いつまでも残ってほしいものだ。


大塩中斎を敬慕する明治社会主義詩人たち

2006-09-03 | 日記
一昨日の朝日新聞夕刊の催し案内欄に「大塩中斎を敬慕する社会主義詩人たち」荒木伝など、という記事があったので、今日(2日)めったに外に出ない私も何年ぶりかで山奥を出た。

場所は、天神橋商店街近くのPLP会館。参加費は500円。主催は民衆思想研究会。荒木伝という人は、たしか大阪の明治社会主義運動史の本を出していた人で、名前は知っていた。平民社と大塩を結びつける話が聞けると期待した。

昼の1時からなので、まず腹ごしらえと風月で、お好み焼きをさかなにビールを飲む。写真はそこから見た梅田の風景。

さて、1時に会場につくと、黒板には、
1、在村学芸の形成と展開ー柘植葛城と立教館ー山中浩之
2、天保期、西摂津における米殻流通ー岩城卓二
3、大塩中斎を敬慕する社会主義詩人たち 荒木伝

えー!3番目かよ。
荒木伝氏の話だけではなかった。今日は、他にも用事があって、3時くらいには出る予定だった。何時までやるの?と受付で聞くと5時まで。

1,2、の話とも真面目で学問的な話なんだけど、はっきりいって、あまり興味はなく、それを聞くために来たのではない。新聞の案内をもう1度確認すると、荒木伝など、と書いていて他にもあると読める。

1、はがまんして聞いて、2は、もうしわけないけど、とちゅうで、退席した。出るとき、受付に大塩研究の最新刊(55号、2006年、8月)があったので、それを買った。その「大塩研究」を見ると、目次に「大塩中斎を敬慕する社会主義詩人たち」と書いてあった。まあ、これを読めばいいか、と思った。
しかし、わざわざ出てきたのに、目的の話が聞けず残念。

大塩を敬慕した社会主義詩人とは、児玉花外と山口弧剣の2人。