らんかみち

童話から老話まで

◯恥な付き合い方

2011年02月19日 | 暮らしの落とし穴
 友だちになりたくない人に限って「友だち付き合いしよう」と寄ってくるのはなぜだろう。昨年末に知り合った爺さんとは絶対に関わりたくないってのに、ぼくをたずねて来たんです。
「えっへっへぇ損長さんでっか、わてでんがな。さっそくやけど、悪いことして金もうけまひょや」みたいな物言いしながら、ひげ面をすり寄せてくる。個人的にも立場上も付き合いたくない人物の横綱!

 ぼくは初対面の人に自分自身のポテンシャルをひけらかす人間じゃないんですが、爺さんは何かを嗅ぎつけたらしく、ぼくの親戚を伴って来たので無下にも出来ません。バイタリティーのある人なので、もしかしたら思ったほど年寄りじゃないのだろうか。それはともかく、ストーカーというほどじゃないにしても、しつこいのには閉口しました。

 ようやくのことで爺さんを追い払ったと思った矢先、こんどは村人がやって来てゴチャゴチャ言うてくれます。問題を解決してくれということなんですが、何もかも損長に押しつけるなと言いたい。

 ゆるキャラを描いてテーマソングを作詞作曲してくれた人ほどじゃないけど、ぼくもマルチな男と言われることはあります。それはありますが、◯恥な失敗も結構やらかし来たし今後もしでかすと思えば、不愉快な人物とも付き合っていた方が安全なのだろいうか。いや、他人の能力や時間は只だと思っているような輩との関係は、やっぱ貸しを作るだけにしとこ。