能勢にある大阪府民牧場に行く。小学生がいっぱいいて、羊を追いかけたり、羊に追いかけられたり、騒がしい。そんな中に大きな顔の子羊がいて、真面目な表情なので余計に愛嬌たっぷりだった。
羊たちは現金なもので、初めはそ知らぬ表情だが、ひとたび餌を持っているとわかると、たちまち人だかり、いや羊だかりになる。伸びをして餌をねだるのもいる。この羊はやや遅れがちで、他の図太い羊をかいくぐって、何とか餌をやれた。
つらいこともいっぺんに吹き飛ぶような、羊君の存在だった。
羊たちは現金なもので、初めはそ知らぬ表情だが、ひとたび餌を持っているとわかると、たちまち人だかり、いや羊だかりになる。伸びをして餌をねだるのもいる。この羊はやや遅れがちで、他の図太い羊をかいくぐって、何とか餌をやれた。
つらいこともいっぺんに吹き飛ぶような、羊君の存在だった。