美容と健康に悩む人たちと共に歩む

5A DAYプログラム

みなさんこんにちは。

アメリカは「肥満大国」としても有名ですが、18歳以上のアメリカ国民の人口のうち、BMI30以上の比率は実に33%で、日本の約10倍にものぼります。

肥満の理由は、「アメリカンサイズ」の食事、栄養の偏った食生活ですが、人種別では黒人(非ヒスパニック系)の女性が多いようです。

アメリカ国中での対策として、マクドナルドでオートミールの導入、ジャンクフードのCMを禁止する、学校での清涼飲料水の販売中止、ソーダ禁止令など色々と行われていますが効果はなかなか出ていないのが現状です。

また、アメリカ人においての肥満認知についても、肥満である人ほど「実際は痩せている」と思いがちで、自分が太っていてもそれを認めたくない、という傾向があるようです。

 

そこでアメリカは、健康のために1日5サービング以上(品目)の野菜と果物を食べることを目標に「5A DAY(ファイブ・ア・デイ)」プログラムを1998年に掲げました。

この施策によりわずか3年で野菜の消費量が15%、果物の消費量が17%も向上して、1990年代には日本を上回ったそうです。

「5A DAY」は現在約30カ国で推奨されており、日本でも2002年に「5A DAY協会」が設立されました。

以下、日本の5A DAY協会の記事からの抜粋です。

「1日に5サービング」ではなく、正確には「1日当たり5~9サービングの野菜(3~5サービング)と果物(2~4サービング)を食べましょう」というものです。このシンプルでわかりやすいメッセージを学校、職場、流通、外食産業、メディア向けに各種のプログラムを用意し推進活動をしています。野菜の1サービングとは、生の葉野菜1カップ、その他の調理済み又は生の野菜1/2カップ。果物の1サービングとは、中サイズの果物1個、100%果汁のジュース3/4カップ。

日本でも、アメリカの5A DAY運動の成果に着目し、日本人の生活習慣にあったバランスのとれた食生活の重要性を啓発するため、1998年より設立準備委員会を設け、2002年7月にファイブ・ア・デイ協会(5A DAY)が設立されました。
「1日に5皿分以上の野菜と200g以上の果物を食べましょう」(※1日当たりの野菜の目標摂取量350gを、野菜料理5皿分」(1皿約70g)に置き換えてわかりやすくしたもの)をスローガンに「健康日本21」や「食生活指針」と連動し、活動を推進しています。

1日に必要な野菜は350g、という指標はみなさんもご存知かもしれませんが、頭に入れやすい指標で覚えておくと良いと思います。

では。

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