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岡山・広島地区、播但線の103系を求めて

2009年08月10日 14時10分43秒 | 他線区の103系
今年の夏も103系を求めて、岡山・広島方面へと行って参りました。今回の目玉は8月1日におのみち住吉花火まつりが行われるということで、臨時列車が多数運行されるのですが、例年ですとその臨時列車に103系が使用されていましたので、そのことを期待して行ってみることにしました。この尾道の花火大会は旧暦の6月28日前後の土曜日に開催され、今まで私の用事がある日に開催されたため、毎年行きたかったなあーと感じつつも行けないままでありましたが、ようやく今年は用事がなく行けることになり、岡山区の103系が臨時列車に充当されることを期待しておりました。
7月31日の夜、ムーンライトながらに乗車し、いつものように青春18きっぷを使用して西へと向いました。途中、姫路にて播但線に寄り道したものの12時30分頃に岡山に到着しました。まずは岡山地区の103系の運用状況の調査と撮影を行ったのですが、この日8月1日に運用に付いていたのは1日運用が水色のH17編成であり、夕方の宇野線に充当されたのがウグイス色のH18編成でありました。残りの広島所から来たH19とH20編成はというと上り線の電車から観察しても見えませんでしたので、岡山駅から長い道のりを歩いて岡山区まで行くことにしました。到着してみると岡山区構内の北側で身を隠すかのようにお休み中であり、H19とH20編成は隣どうしで留置されていたものの、どうも8連を組む様子もなく、残念ながら今年の花火臨には充当されないと悟りました。それでもH19編成はパンタを上げていましたので、この編成が単独で運行されていることも予期しておりましたが、その後の尾道や糸崎において観察を18時過ぎまで行った結果、見ることができませんでした。
気を取り直し、その後、呉線経由で広島へと向ったのですが、対向する上り列車の形式を観察していると普段は113系が充当されているところを103系が入っていたり、103系の運用に115系が入っていたりと、普段とは運用状況が異なっておりました。どうも広島所の103系が糸崎以東の臨時列車に充当されていたようです。
広島に到着するとしばらく運用チェックを行っておりましたが、今回のダイヤ改正によりどうも広島地区の103系の運用範囲の最西端にあたる由宇に103系の8連が朝早く足を延ばすようになったため、その運用を確認するため岩国に泊まることにしました。その8連のうちの1編成は私が岩国に到着した時間には駅構内東側に留置されているのですが、東口へはその時間は閉鎖され、かつ暗闇のためにどの編成なのか確認できませんでした。
2日朝、南岩国~由宇のどこかでこの103系8連を撮影することを考え、6時前にホテルをチェックアウトしました。岩国駅の構内を見ると私が予想していたとおりE04編成(俗に言うヨン様)が広島方に連結された状態で構内の東側に待機していました。6:08発の列車に乗車し由宇まで向ったものの、朝から小雨の降る状態であり、また沿線にはこれと言って撮影する上で良い場所も見つけられず、由宇から上り線の列車に乗り、南岩国に戻ってしまいました。しばらくすると先程のヨン様が由宇に向けて回送で通過し、あとはそのヨン様が戻ってくるのを待つだけですが、天候の方は更に雨脚が強くなりました。結局まともな撮影はできなかったものの、下の写真のようなとりあえず証拠だけにはなるかと思う撮影ができました。


このあとは1529M岩国行きに充当される103系を撮影するため、有名な撮影地である大竹で降りたのですが、しばらく駅前でウロウロしていると目的の1529Mを待たずして103系の4連が岩国方面へと通り過ぎましたので時刻表で確認すると、通常は3連のD編成が充当される1921M由宇行きに4連の編成が充当されましたので、作戦を変更してこの4連の103系を先程撮影した南岩国で撮影することにしました。下の写真が通常であれば3連のD編成の運用に充当された4連の103系で、B14編成が充当されておりました。このあとは岩国でこのB14編成に乗車し、そのまま呉線経由で岡山方面へと向いました。


岡山から更に播但線の103系を撮影するため姫路へと向うのですが、ちょうど1日運用の103系を途中の駅で撮影できるため、東岡山で撮影することにしました。ちなみにこの日の103系の運用状況はH17編成が夕方の宇野線運用に充当されたようで、広島所のH19、H20編成は区内でお休み中でした。
結果は当り前のことですが予想どおり昨日とは全く逆の運用に充当されておりました。


姫路に到着後は播但線の103系の運用状況を把握し、できれば銀の馬車道塗装だけで組成された4連を撮影することを目標としておりました。まずは103系の各運用については、銀の馬車道公式サイトに掲載されておりますので、この運用表を有効に活用することによって、4連の銀の馬車道がいつどの運用に充当されるのか予測できますし、銀の馬車道どうしのツーショットも撮影することが簡単にできます。また運用の流れについては51から58番まで平日、休日、平日から休日、休日から平日、いずれも順番どおりのようで、58については翌日は51番になるようです。ちなみに4連の運番は休日は朝が51+54、夕方は51+56と58+53で組成され、平日は朝が51+56、52+53、54+58、55+57、夕方は51+56、52+58、54+57で組成されるようです。(左側の運番が寺前側で、右側が姫路側ですが、平日の夕方は確認しておりませんので御注意ください)
ということで、2日の夕方は銀の馬車道の4連が実現しませんでしたが、全ての編成がどの運用に充当され、かつ明日の運用状況が把握できたため、3日の朝に黄緑の銀の馬車道(3509)と赤の銀の馬車道(3506)の4連が運番55+57で組成されることが予測されました。
果たして3日朝の結果はどうかというと、まずは砥堀でその編成を確認することにしましたが、5608Mに充当されていれば見事にビンゴなのですが、まずは予想どおり赤い銀の馬車道を確認でき、その後ろはというと黄緑の銀の馬車道を確認できました。ということでその戻りをもう一度撮影することができますので溝口で撮影しました。

本当はもっと広々したところで、できるだけ横から撮影してみたかったのですが、広々した場所といえば福崎以北でないとありませんし、この日のこの運用は寺前→姫路→福崎が4連であり、福崎以降は福崎で解結され2連になってしまうので、仕方ありませんでした。銀の馬車道編成も3編成と増えたため、このような銀の馬車道どうしの4連を見る確率も増加したのですが、また時間がある限りこのような銀の馬車道どうしの4連やツーショットも狙ってみたいと思っております。