本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

朝食

2011-10-28 13:00:42 | Weblog
 十余年前、二度に亘りイングランドをレンタカーで回り、あちこちのB&B(朝食付き民宿)に泊まった。
 イングリッシュ・ブレックファーストのメインは目玉焼き、ソーセージ、ベーコン、焼きトマト、炒めたマッシュルームが定番である。これが気に入った。

 それ以来、我が家の朝ごはんはイギリス風になった。かみさんは、季節のイチゴ、ブドウ、イチヂクのジャムを作る。それで、テーブルは多彩になる。一日の初めの活力として申し分ない。ただし、炒めマッシュルームはない。トマトは焼かない。日本のトマトは水分が多いせいか焼きくずれる。最近、焼き専用のトマトも出てきているが。

 映画「旅する女」は、イギリスの中年女性がギリシャを旅する話だが、「国の朝めしを食べたい」といったセリフがあって納得した。
 日本人が外国で味噌汁を飲みたいと思うように、どこの国でも旅行中に恋しくなるのは朝餉(あさげ)ではないか。
 もっとも、味噌汁や梅干が欲しいと思う日本人旅行者も少なくなったかもしれない。