初婚年齢

　県の平均初婚年齢の資料に平成20年度では、男性２９．７、女性２８．１とあった。

　男性の年齢の場合は特に驚くほどのことはない。共働きを前提にしなければ、新世帯を維持する経済的裏打ちが必要だろう。つまり、結婚適齢とは経済適齢でもある。
　やや初婚年齢が高くなっているとは思うが、収入に厳しい経済事情もあると思う。草食系が増えたというわけではあるまい。

　一方、女性の年齢は高くなっているようだ。これでは少子化に歯止めはかからない。いや、ますます深刻化する。
　叱声を覚悟で言えば、男性にとって結婚対象とする女性は、固定資産のように経年により減価する。実際、女性の年齢をクリスマス・ケーキに見立てる話がある。２５日（つまり25歳）を過ぎれば売れ残るというらしい。
　私の地区にも３０代の未婚女性が数人いる。共通して高学歴なので、それも一因かもしれない。

　地方では経済的カベ、向学が足かせになるカベ、出会いのパイが小さいというカベにぶつかるようだ。