本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

新刊案内のチラシ

2011-01-21 10:38:08 | Weblog
 昨日の続きになる。
 30年ほど前の昭和56年刊行の本に、その当時の新刊案内のチラシが折り込まれていた、と触れた。

 そのチラシにある作家をざっと拾ってみると、新刊ハードカバーには司馬遼太郎、石川達三、青山光二、山田風太郎、三浦哲郎などが名を連ね、重版には井上ひさし、上坂冬子、灰谷健次郎、藤沢周平、山口瞳、吉村昭などの名があり、新刊文庫の著者には有吉佐和子、池波正太郎、北杜夫がいた。大半は物故者である。

 つい先日買ったジェフリー・アーチャーの『遥かなる未踏峰』という文庫本にも新刊案内の折り込みチラシが入っている。
 やはり作家を拾ってみると、西加奈子、谷村志穂、いしいしんじ、中村文則、新堂冬樹、石田衣良の名がある。私はほとんど知らない作家である。

 それはともかく、ジェフリー・アーチャーの本も案内されているわけだが、実は、前述の昭和56年のチラシに、ジェフリー・アーチャーの『ケインとアベル』が当時の新刊として載っていた。当時、わたしも買って読んだものだ。
 ちょいとした面白い偶然に出くわしたことでした。