本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

「あらかじめ」の欠落

2008-03-03 10:27:55 | Weblog
 地方暮らしの人はせかせかしない、のんびりしているといわれる。裏を返すと時間の観念に乏しい。その地方の名をつけて○○時間というものがある。約束の時間を守らないことだ。だいたいどこの地方にもある。
 以前にも書いたと思うが、家屋調査士に依頼した件が放置されていた。2回も催促しても効き目がない。業を煮やしてボスの司法書士事務所長にクレームをつけた。菓子折りを持って謝りにきた。これなんぞはジャスト・イン・タイムの発想がないのだ。

 もうひとつ、時間でいえば「あらかじめ」という観念に乏しい。
 これも以前に述べたが、リフォームを請け負った建築会社の大工さんが突然来なくなった。8割ぐらいの工事進捗度の頃と思う。聞いてみると、定年で辞めたという。引き継ぐと納期に影響が出ないとも限らない。その懼れがないとしても、社長や大工の当人から、あらかじめ一言辞める旨の連絡があってもよさそうだ。

 この「あらかじめ」で最近腹が立った。
 地元同人誌の原稿を編集人に送った。原稿用紙にして70枚程になったので、総枠のボリュームから枚数の削減の要があればご連絡くださいと申し添えた。
 原稿締め切りが過ぎて、ボリュームが確定したはずだが連絡がない。そこで、こちらから状況を訊いた。すると、すでに原稿は印刷屋に渡しているが、原稿用紙にして10枚程度縮小してほしいというのだ。ならば、印刷に回す前にあらかじめ要請すべきである。そのように申し送りしていたのに。
 ゲラの段階で大幅に削減するのは容易でないし、印刷屋泣かせだろう。