趣味の小箱

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 「人生に計画をたててはなりません」ヘッセの手紙残像となる

秋刀魚に思う

2009-09-15 20:36:27 | つぶやき
 俳句雑誌の今月の季語・秋刀魚

を読んでいて、秋刀魚には秋のあわれとか、夕暮れのもの悲しさとか、焼き立ての

美味しさを家族で味わうのには家族全員が揃わなければならないという、団欒には

欠かせない魚など、秋刀魚にまつわる深い思いがあることを知りました。

私にとって秋刀魚にまつわる思いが何かあるだろうかと考える。

子供のころは、浜のおばさんが背負って売りに来たのを沢山買っていたように思い

ます。その頃は8人家族だったかなあ!

焼いた秋刀魚を食べた記憶があるだろうか?

思い出せない。煮魚にして鍋のまま北側の涼しい所に吊るして保存して2~3日食べ

たのではなかったかと思います。結婚してからはいつのころだったか、200海里

条約とかで庶民の食べ物だった秋刀魚が高級魚になり買えなかった時期が長くあり

ました。今年は9月初めのころ新秋刀魚がお店に出始まり、今は一匹98円とか77

円とか安い値段で売っています。

焼いたり、煮たり、つみれにしたり、蒲焼風にしたり

調理法は沢山あり楽しんで食べられます。

目が澄んで、氷の中ですらっとして、ひきしまった魚体を見ると食欲が増すのは不

思議です。

病院で診察時間待ちの間俳句の「秋刀魚」論を読んで心動かされるものがありまし

た。