ウマノスズクサ科のつる性の多年草
ジャコウアゲハの食草です。
しかしウマノスズクサには強い毒があるそうです
以前は乾燥した根は青木香(せいぼくとう)といい
降圧・鎮静・気管支拡張などの薬として
また果実を干したものを馬兜鈴(ばとうれい)といい
去痰や気管支拡張などの薬として利用されたことがあるそうです
現在では薬用への使用は全面的に中止されています。
ウマノスズクサの薬効について詳しく調べるため
いろいろ動物実験をしていたとき
ウマノスズクサを投与された、蛙・ネズミ・ウサギ・犬
などの動物が次々に謎の呼吸停止によって死亡したのです。
アリストロチンという毒の成分が全草に含まれていることが
分かったそうですが、不気味な存在の植物と言えるそうです。
(毒草大百科{奥井真司著}から抜粋)
でもジャコウアゲハの幼虫は平気で食べています
ものすごく大食で、今年は沢山の幼虫が生まれて
あっというまに食べつくして食べる草が無くなって
死んでいる幼虫がいます。
蝶が卵を産みに来たのでしょうか
草のあるところを行ったり来たりしながら
草を見つけているように見えました。
でも草が食べつくされて無いのであきらめて
どこかへ行ってしまいました。
今3個の蛹が見つかっています
8月15日に見つけて
もう20日たち大分秋らしい気温になりましたので
蛹のまま冬を越すのかもしれません。
しかし、草の葉の裏に居ます。草を刈られてしまえば
それで蝶になれません。心配です。