Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

鳥取一人旅 4日目

2019-04-06 | 旅に出た
4日目は鳥取を西に横断です。
鳥取駅で朝食。砂丘そばが6:30から開いています。
今度は食券機のお釣り忘れずに取ったよ!
砂丘そば380円は桜えびがちょっと入った天かすに
固めのちくわ入り。サバ炙り寿司210円うまい。
お寿司は頼んだらすぐ出てきました。
立ち食いそばではなく座って食べます。

特急スーパーまつかぜに乗り倉吉駅へ。
バスに乗って三徳山三仏寺に向かいます。
倉吉の大阪王将は大阪なのにカープ応援するのか(笑)。
三朝町役場前のサントマトというスーパー、
「何でも干しちゃうサントマト」というキャッチフレーズが
気になりました。具体的に何を干しちゃうんだろう…。
三朝温泉も通過したけど結構規模の大きな温泉街。
三仏寺は正善院庭園目当てで行ったのですが修復中で
庭園を見られず…。有名な投入堂までは時間(片道2時間)と
体力(ガチ登山)がないので行かず本堂だけお参り。
同じバスに乗って拝観受付が前後した外国人の1人旅の女性が
投入堂に行きたかったようですが、お寺の方が私の履いている
トレッキングシューズを指さして「こういう靴じゃないと
上れないからレンタルして」と女性に英語で説明、さらに
同行者と勘違いしたのか私も英語で話し掛けられた(笑)。
登山装備が必要なのに加え1人じゃ上れず同行者が必要な
ようでしたが、私は同行できずごめんなさい。
後から登山装備の人が何人も来たから大丈夫だと思うが。
乗り放題手形の割引あったみたいだけど提示し忘れた。
三徳山駐車場バス停から数分で投入堂遥拝所があり
見上げられるようなことが書いてあったので行ってみた。
その方角向いてるだけで見えない遥拝所も一般的に多い
ですが、道路沿いからチラリと、近くの橋を渡ると
しっかり見えました。高いなあ…あんなとこまで上れん。
平安時代によくあんな崖に建てましたね。

倉吉駅から松崎駅にいったん1駅鳥取方面に戻り
中国風庭園(皇家園林方式)の燕趙園に行きました。
平成に入ってからの建築。乗り放題手形割引あり。
華夏堂のテーブルや椅子も中華風。銅鑼叩けた!
長廊や臥龍廊の直線的な格子堪らん。萌える。
ピンクの芙蓉が何か所か咲いてました。芙蓉がまた中国っぽい。
東郷湖からはわい温泉方面を望むことができます。
集粋館ではかっこいい三国志武将原画展をやってました。
雑技ショーやチャイナドレスレンタルもやってるっぽい。
天湖を中心とした庭だが梧竹幽園(私家園林方式)にも小さい池。
直角にギザギザ道になった魚背橋は七星橋の上から見下ろすと
よく見えます。壁に嵌まった瓦も模様にバリエーションあり。

牛骨ラーメン食べようと思ったお店が団体貸切だったので
目の前の道の駅燕趙園へ。牛骨ラーメンあったし、しかも520円で
予定してた店より安い。チャーシューメンマ蒲鉾ネギもやし入り。
スープは醤油ベースだがグルメじゃないので牛骨の味分からん(笑)。
分からんなら安い方でいいわいな。あごかつコロッケ160円も付けた。
レジで会計してカウンターにオーダー票出す方式。
時間があったから梨ソフト300円も注文。梨味!
駅まで歩いてたら雨降ってきました。駅の反対側に梨選果場。

鳥取県って特急の種類や本数多い?京都や新山口まで行くのもあった。
由良駅がコナン駅とかなっててコナンの絵だらけ。
作者がこの辺出身らしい。鳥取も何気に難読駅あるなあ。
赤碕駅まで行き、傘が必要な程度の小雨の中30分歩きます。
赤茶色や黒の屋根瓦に恵比寿さんの笑顔が嵌まった屋根が多い
集落がありました。後で調べたら山陰地方には多いらしいです。
訪れたのは秋の特別公開中の河本家住宅。
毎年だいたい10月下旬頃に公開してるようだったので
公開されそうな期間を狙って旅行日程を決めました。
記帳で関東の住所書いたら驚かれた。あと学生じゃないよ…。
元は尼子の家臣でこの地に移り住み豪農になったそう。
江戸初期の建物、土間の竈の上は火災防止に厚い壁土に
覆われてます(だからあまり屋根裏に煤がなく逆に長持ち
しづらいとのこと。ご多分に漏れず梁は立派)。
煙もオンドルみたいに土間の下から外へ出て行き、
よその火事の火の粉が飛びにくいよう庭に常緑樹を植え、
火災にメチャクチャ気を付けてます。
だから燃えずに400年近く残ったとも言えますが。
客間には池大雅の字の書いた紙を貼った金屏風、
欄間も唐草に彫るなど凝ったのがあちこち見られました。
木の皮を剥がずに長押にするのは山陰の特徴らしい。
庭は玄関側に露地風のがあり、現在苔が生えてますが
白砂を敷こうと言われてるらしいです。
客間を挟んで反対側の池泉庭は現在水路がなくなっていて
枯山水状態、雪国らしく軒は深い。ソテツは古い記録に
基づき近年植えたそうです。奥にも雪見障子の離れの間、
こちらにも金屏風。囲炉裏のない網代天井の二間茶室あり。
いくつもある蔵(一つは古本の図書室)も雨の中
案内いただきました。行く時間はなかったですが、
古いお屋敷を見るのが好きだと話したら町内の塩谷定好
写真記念館に螺鈿の違い棚があると教えてもらいました。
帰りは予約済みの乗合タクシー上中村線で箆津から駅まで。

とっとりライナー乗ったらコナン列車でした。
御来屋駅乗換で東山公園駅下車、電話で事前連絡済みの
深田氏庭園へ。個人の住宅で、門を入って呼鈴を押して
庭の東屋で待つようにと看板にあったのでそのとおりに
しましたが、家の方はついに現れませんでした…。
事前連絡してるので問題ないかな、とそのまま庭を
見ましたが素晴らしい。右奥のゴツゴツした大きな石を
大胆に配置、池に鶴亀の島。周囲も黄色いツワブキの他に
実か葉の赤い草木や白いサザンカ(?)があり色とりどり。
いい庭でしたが名残惜しくも列車の時間…。

米子駅で境線に乗り換えようとしたら0番線ホーム妖怪だらけ!
境線のラッピングも1号車こなきじじい列車、2号車砂かけばばあ
列車で、座席や天井にも鬼太郎達が。アナウンスもテンション低い
鬼太郎with父さんと猫娘だったけど最近の放送の声優さんかな。
駅ごとに座敷わらしなど妖怪の愛称が付いてて妖怪絵の駅名看板が
あったけど、各駅納得の割り振りなんだろうか?
勿論鬼太郎は境港駅、米子駅はねずみ男。鬼太郎の主要キャラに
限らずキジムナーやコロボックルなどもあった。
ところで境線には米子空港駅がありますが、大規模空港以外で
空港の徒歩圏内に駅があるって珍しい気がします。
連絡バスか車を使う人が多数派だとは思いますが。

境港駅で降りて水木しげるロードを歩きます。
駅に降り立つと壁画にバスにベンチにマンホールにその他あちこち
さらに妖怪だらけ!「あれ?漁港で有名だったっけ?」レベルに
完全に妖怪の町になっちゃってます(笑)。
店や施設はほとんど閉まってたので買い物目当ての人は昼を
勧めますが、夜に行くと目玉おやじの街灯や提灯が光ったり
(頭に父さん載ったタクシーも見かけたよ)、
路面に妖怪のシルエットが光っては消えたりして楽しいです。
妖怪神社も何か出そうな雰囲気だし、街灯もわざと点滅してたし。
歩いてるといきなり音がする仕掛けも。電話ボックスは鬼太郎の家風。
妖怪の銅像は道の両側にあり、一つ一つ見てると時間がすぐ経って
しまいますね。不気味なのも可愛いのもいる。
水木しげる記念館までの往復距離で単純計算すると20分で歩けそう
だけど結局45分掛かった。妖怪大好きでもっとじっくり見る人は
どこにも寄らなくても1時間掛かるんじゃないかと思います。
帰りは鬼太郎とねずみ男列車(目玉おやじと猫娘の列車もあるらしい)。
すれ違った車両はラッピングのない普通のだったな。
米子駅降りたら寝台列車のサンライズ出雲が来た。初めて見た!
いつか一度でいいからサンライズ乗ってみたいですね。

夕食に予定してた和食屋は閉まってました…鳥取は不定休が多いのか?
ホテルのレストランはかなり高いし、別にいい店見つけたと思ったら
また閉まってて、気乗りしないまま海鮮居酒屋入ったら店員に
無視されたので出て行き(笑)、カゼトソラでイタリアン。
注文したのはノンアルコールのフレッシュレモネード399円、
ブロッコリーのアーリオ・オーリオ399円、南部町産猪肉の赤ワイン
煮込みバケット付き1299円。こちらのお店は満足だったけど
結局山陰旅行してほとんど魚介食ってない(笑)。
まあ蟹の季節はもうちょい先だし、蟹は実家で毎年食べてるし。

店を出たらまた雨降り。スーパーホテルに宿泊。
何か鳥取市でもスーパーホテルでよかった気もしてきたが。
今やチェックインの署名すら画面上なのか…。
部屋の暗証番号覚えやすかった。大浴場は男女入れ替え制、
シャンプーなどは男女とも使えるハーブ系。
コインランドリーは洗濯乾燥とも100円ずつ、洗剤は置いて
あるのを使えるけど柔軟剤入りの香り付いてるやつだった。


《写真ブログ記事》
鳥取県・三朝 三徳山三仏寺
鳥取県・湯梨浜 燕趙園
鳥取県・琴浦 河本家住宅
鳥取県・米子 深田氏庭園
鳥取県・境港 水木しげるロード
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