Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

「ジャイアン死んじゃいやん」について

2007-11-03 | ビバ大衆文化
ふと考えた。

日常よく耳にするダジャレの1つとして、
「ジャイアン死んじゃいやん」というのがあります。

ドラえもんのキャラである「ジャイアン」と、
「死んじゃいや(あ)ん」の「じゃいや(あ)ん」を
掛けていることは言うまでもありません。


しかし…何故ジャイアンが「死ぬ」んでしょう?

「いやん」はひとまず置いておくとして、「死んじゃ」の
部分を考えますと、「死んじゃ」は「死んでは」の転ですから、
「で(は)」が続く場合に撥音便化する動詞であれば
(つまり「ん」が付く形に変わる動詞であれば)、
別に「死ぬ」という縁起でもない動詞である必要はないわけです。

「ジャイアン踏んじゃいやん」でもいいわけですし、
「ジャイアン飛んじゃいやん」でもいいわけですし、
「ジャイアン飲んじゃいやん」でもいいわけですし、
「ジャイアン噛んじゃいやん」でもいいわけですし、
「ジャイアン揉んじゃいやん」でもいいわけです。
最後の例が若干アダルトか否かはさておき。

しかし、「ドラえもん」の作中でジャイアンが
踏んだり飛んだり飲んだり噛んだり揉んだりする
必然性がないではないか!と反論されることでしょう。
しかしジャイアンが作中で死ぬことはもっとあり得ないですから。
いくらドラえもんとはいえ、死者を甦らせる道具なんて
持ってないですよねえ…。そんなのありましたっけ。

それならば、のび太をボコボコにする過程において
ジャイアンがのび太を踏む、あるいは噛み付く可能性の方が
はるかに考えられるかと思います。
「いやん」と嫌がられることはないかもしれませんが、
映画ではタケコプターを使って飛ぶシーンもありますし。


で、このダジャレを考えて広めた人は、
何故ジャイアンが「死ぬ」ことにしたのでしょう。
憶測ですが、「いやん」と思われる動詞を考えた際に、
人間が通常何よりも嫌悪するのは「死」でありますから、
それに則って「死ぬ」を採用したのかもしれません。




久々にこういうテイストの記事書いたな(爆)。
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