オカンを侮った不孝者の娘

結局「徒然草」はオイラみたいな未熟者には
いろいろと耳の痛いことが多く（爆）。
一言キレるとしたら「関東人バカにすんな！」（←おい）

例の三大随筆の本を読むのに2週間掛からんだろうと
予測していたので、皇なつきの漫画も数冊借りてた。
『黄土の旗幟のもと』を読んで正統派美男子の李公子に惚れたり
（しかし字や改名含めて呼び名が多いお人やな…最初一瞬混乱するがな）、
『李朝・暗行記』で女真族トルシェンが馬上から矢を射るシーンがあって
当然ながら騎射好みとしては敵役なのを完全無視で喜んだり、
全く萌えずに漫画読むことはできんのかっつーわけですが（爆）。
イヤああいう感じの絵が好きなもんで自分。

で、うちのオカンに李氏朝鮮が舞台の『李朝・暗行記』を貸してみた。
オカンは所謂「韓流おばさん」なので、当然「チャングム」にもハマってて。
ただしオカンには以下のハンデがあります。

　　・高校世界史というものを全く勉強していない。
　　・特に最近、漫画を含めてほとんど読書をしていない。

パラパラめくったオカンの感想「チャングムと同じような服装ね～」

「ちゃんと読むかな？読んでも途中で放り出さないかな？」と
ちょっと思ってたのですが、予想より速いスピードで読破。

「時々分からない言葉が出てきたけど、
　チャングム見てるからだいたい分かったわ～」（オカン談）

結果：ハンデ関係なしっ！
正直見くびってました（コラ）。恐れ入りました。
愛は地球を救わずとも、（韓流）愛は学力（？）を補うわけです。
考えてみれば「チャングム」を見ながら知らぬ間に得た李朝の知識は
おそらく東洋軽視の高校世界史で出てくる知識以上なのでしょうし、
読書嫌いといっても日本語読めないわけじゃないので
そのテーマへの興味さえあればスッと読めるわけです。

絵も綺麗ですし話もなかなか面白かったので
うちのオカンのように「チャングム」が好きな方は
機会があれば一度読んでみてはいかがでしょう。
（と、締めてみる）