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Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

Muchaと書いてムハと読む?

2017-04-29 | ちょっと外出
国立新美術館のミュシャ展に行ってきました。
いつか作品見たいな~とずっと思ってて行ってなかったのですが
今回東京に集結、しかも大作初来日とのことで迷わずGO。

チケットは当日美術館で買うと並ばなくてはいけないので
事前にセブンチケットで購入しておきました。
「当日券」と書いてたもんだから一瞬「前日以前に買ったら
無効なのか?」と焦りましたが、開催期間前に発売されていた
「前売券」と「当日券」で料金が異なりまして(前売券の方が
割安)、当日券料金ですよって意味での「当日券」のようです。
前日以前に当日券買っても当日使えます。

折角都会に繰り出すので、いくつか庭めぐりもすることにしました。
本当は5月後半に花粉が飛ばなくなってから出掛けようかなと
思っていたのですが、休館日の火曜と混雑しそうな土日以外で
仕事の休みが取れるか読めなかったので4月に行っておくことに。

最初は開館時間早々に表参道の根津美術館に行ってきました。
表参道って街並みも歩いてる人達もシャレオツだNE!
全然シャレオツじゃない私が歩いて済まんNE!
青学とは逆方向に歩いて行ったら美術館がありました。
特別展「燕子花図と夏秋渓流図」の開催中でしたが、
むしろ館内入ってすぐのクシャーン朝時代の仏像に興奮(笑)。
燕子花図でふんだんに使われている青はどんな顔料なんだろう?
昔の西洋画だと青色は中央アジアで採れるラピスラズリを
使ってたから貴重で高価だったんだよな…なんて思いながら
見てましたら、日本画でも岩群青(藍銅鉱)の青は貴重だったとか。
絵画に詳しくない現代人が見る以上に贅沢な屏風なんですね。
夏秋渓流図の渓流の部分も白ではなく青で描写されています。
赤い枯葉なんか本当に写実的で驚かされるのですが、一方で
笹はとてもシンプルに描かれていて不思議な絵ですね。
2階には古代中国の青銅器や豪華な蒔絵の重箱などの展示も。
双羊尊という2匹の羊が合体したユニークな形の殷代青銅器の
酒器が観覧券のデザインにもなっています。左右で少しだけ
模様が違うようですが、特段説明はなかったので2匹の羊が
オスとメス=陰陽ってことはないのかな。

根津美術館は庭園もあるということで訪れています。
明治期の庭を美術館建築時に改修しているようです。
ピークはもう少し先かもしれませんがカキツバタが咲いていました。
燕子花図屏風もこの開花時期に合わせて毎年展示しているとか。
茶室もいくつかあって抹茶を楽しめる茶室もあるようです。
よく見ると石仏や石塔もあちらこちらにあります。新緑の中で
思惟姿を取る石仏を見ると何だか心地良さそうに見えますね。
悟り開いてたら心地良いなんての超越してますが(笑)。

メトロ半蔵門線で永田町まで移動してお昼。
これまで東南アジア料理をほとんど食べていませんので、
アジアンビストロDaiでちょっと挑戦してみることにしました。
平日ランチメニュー\1,000+前菜3種盛りAセット\300。
ランチメニューにはメインのほか食前食後のドリンク2杯と
コーンドレッシングのサラダが付きます。メニューは辛くない
パッタイ(海鮮焼きビーフン、パクチー添え)で。ドリンクは
選べるので食前はデトックスティー(ミントティーに近い味)、
食後はレモングラスジャスミンティーを選択。前菜3種盛りは
海老トースト、生春巻き、小さいトムヤムクンです。
パッタイと海老トーストは普通に美味しかったです。
トムヤムクンはミニサイズだったので大丈夫でしたが、通常
サイズだと辛いの苦手なのできつかったように思います。
生春巻きはピリ辛のソースの方はよかったのですが、
ナンプラーの方はニオイが…。以前ベトナムのフォーを食べて
合わんと思ったのはこれが原因だとようやく判明。
東南アジア料理における自分の味覚傾向が分かりました。
やっぱり要注意ですな…何でもOKとはいかない感じ。

・パクチーは好きってほどじゃないけど平気。
・でもナンプラー(魚醤)は無理。
・あまり辛いのも無理。パッタイみたいに辛くなければ平気。

食後は向かいのホテルニューオータニに潜入(笑)。
ショッピングエリアから入って行き、宴会場階に上り、
何食わぬ顔でうろついて日本庭園へ。ラフすぎる格好だと
怪しまれるおそれがあるかもと思って、この日は一応仕事着と
あまり変わらない格好をしています。宴会出席者でも庭園内
高級レストランの客でもないような人も歩いてましたけどね。
この土地は加藤清正下屋敷→井伊家中屋敷→伏見宮邸宅という
歴史があるようで、戦後外国人の手に渡りそうになったのを
ホテル創業者が買い取ったのだとか。ただし庭園はホテル
建設前に荒れ果てていたのを改修しており、昭和期の庭という
感じでした。下まで行きましたが滝は流れてなかったです。
赤玉石のような高価な石をドーンと置いてます。
木の根が化石になった石も庭園内に4個あるそうです。
池の中の石で盆栽みたいに松と苔が生えたのがありました。

メトロ南北線で麻布十番へ移動、鳥居坂上って国際文化会館。
ここもホテルです。旧岩崎邸庭園を見せていただきました。
事前予約は不要でフロントで一言お願いすれば見学OK。
岩崎邸の名のとおり三菱財閥の庭で、小川治兵衛の作庭です。
空襲に遭ってますが昭和初期の作庭当初の姿はおおむね残って
いるとのことです。池のほとりに藤が植えられていて、花房が
垂れ下がってるのが印象的でした。短い花房だったので
「藤の花ぶさみじかければ水面の上にとどかざりけり」状態
でしたが(笑)。日本庭園の藤の花っていつも藤棚ばかりで
使われ方がワンパターンで面白くないなと思っていたのですが、
藤棚以外の使われ方もあるんですね。私はこっちの方が好き。
たまたま花の時期に行ったので気づくことができました。

さていよいよ国立新美術館のミュシャ展です。
草間彌生展もやってて木まで水玉ラッピング!

「木に登った水玉 2017」という作品名らしい。
草間彌生展も人気でしたが、ミュシャ展も累計入場者30万人
超えということで平日なのに入場者が多かったです。
入るとすぐ大作スラブ叙事詩。大きい絵が20点あります。
大きい絵にいろいろなものが描かれており、衣装や装飾品や
調度品などの細かく綺麗な模様もやはり気になりますので、
1枚見るのに何分も掛かります。気付いたら1時間過ぎてる。
4枚だけ何故か撮影OK(OKの基準は何なんだろう)。
最初に見た1912年完成の3枚が、上方に描かれた神や人の
全身が(背面じゃなくて)最前面に浮かんでる構図だった
ので、全部そうなのかなと思いきやこの3枚だけでした。
裏からライトを当てているような、光を感じる色使いの絵も
いくつもありました。写真ではそうでもありませんが
「原故郷のスラヴ民族」とか星が輝いてるように見えましたし。
近くでよく見ると、ミュシャが線画で描いているような線が
筆で入れられているものもありましたね。
20枚中フス派やフス戦争に関する絵が何枚もありまして、
日本の世界史の教科書ではちょっとしか出てきませんが
スラブ民族にとっては重要な歴史なのかなと。

スラブ叙事詩以外の有名な作品も展示されています。
堺市のアルフォンス・ミュシャ館所蔵の、女優サラ・ベルナールの
「ジスモンダ」などの公演ポスターや「四つの花」「四芸術」
「ビザンティン風の頭部」「黄道十二宮」「ヒヤシンス姫」などの
お馴染みの作品も見られました。堺市の方は6月まで休館だそうな。
絵画だけでなく彫刻も作っていたようで、「黄道十二宮」風の冠を
被った美しい女性ブロンズ像「ラ・ナチュール」も良かったです。
女性の長髪を大胆に束にする表現が彫刻でも使われていまして、
三次元なのでよりはっきりしています。いろんな角度で見たい作品。

六本木に来たので夕食も各国料理。ケバブ屋さんもありましたが
(散歩の犬にケバブあげてる人が…)今度は西アフリカ料理
エレベータを降りたらいきなり店内。日本人の客はいません、
というか店員に日本語全然通じない(汗)。
クチコミ見ると昼は日本語のできる店員がいるのかな?
フフを食べたかったのでフフとスープ類を頼もうとしたところ、
フフと一緒に食べられるのはメニューでフフと同じページに載ってる
3種類のスープ(ペッパー、エグシ、あと1つ忘れた)に限られる
ようなことを英語で言われまして(英語苦手だから最初何言ってるか
分からなかったけど何とか理解した)、エグシスープにしました。
エグシスープの主原料はメロンの種、ほうれん草、ペッパー、マトン、
ドライフィッシュだとか。フフは「芋の木のおもち」と書かれていて
隣に「ヤム芋のおもち」が載ってたのでこっちはたぶんキャッサバ。
足りなかったらバナナ系メニュー追加するかと思ってましたが、
フフが巨大だったので追加不要(笑)。一緒に水の入ったボールも
出てきまして、手を洗う用と言ってたので手で食べることを理解。
マトンが骨付きだったので時々ナイフとフォーク使ったけど。
フフは日本のお餅ほどネバネバではないですがパンよりは粘性あり。
手に粘りが付くので手を洗う水が必要というわけです。
モチモチで美味しいです。ヤム芋の方もいずれ食べてみたいです。
しかしあのフフは直径20cm以上あったんじゃないんですかね…。
少食の方はたぶん1人で完食できないと思います。もしかしたら
複数人で取り分けするのが普通なのかな。エグシスープは
それだけで食べると苦みがありましたがフフと食べるとちょうど
よかったです。ペッパーが入ってるのでピリ辛さもあります。
ヘルシーな羊肉なので、食べてる時はフフの巨大さもあって満腹
でしたが後になって胃が苦しくなったりはしませんでしたね。

ホテル庭園は他にもいくつか一度見てみたいものがありますので
機会があれば行ってみたいです。各国料理については行ってみたい
店が東京には庭園以上にもっとあるので、そろそろ本気出さねば。
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正月太りに追い打ち

2017-02-18 | ちょっと外出
誘いがあり神奈川県西部の某ホテルに行ってきました。
ランチバイキング+温泉入浴のプランです。

まずランチバイキングです。
11:30に予約したのですがレストラン入口受付の段取りが悪く、
時間になっても入れない…。予約客を時間どおりに入店させる
ことができないというのは、特に時間制限のある食事では
食べる時間が短くなってしまうのでよろしくないですね…。
予約客が並んでるので、予約客の確認に時間が掛かるなら、
5分前ではなくもっと前から入店前の受付作業を始めるか、
スタッフ2人以上で分担する方がいいと思うんですが。
サービス料13%取る高級ホテルのレストランなんで
サービスに注文も付けたくなっちゃいます。

ドリンクは別料金で結構高いので水でいいやと頼まず。
去年行った熱海のホテルのバイキングが高さに見合った
豪華な内容だったので、それと比較すると料理の種類が
ちょっと少ない、あるいは偏ってるなと思いました。
炭水化物系はいろいろあるのですが蛋白質系が少ない。
まあ商売やる側としては高価な肉や魚ではなく、安価な
米とかで客の腹を膨らませた方が儲かるのは分かります
(単品でもいい肉や魚にも米を付けた料理にしてた。
翌月の料理内容も炭水化物系が多そうに見えました)。
いつも食べ放題系で主食パスして他を食べまくる
私みたいな厄介な客への対抗策でしょうか(笑)。
2,000円程度ならまあいいですが、ドリンクなしで
定価3,000円以上となるとちょっとお高いかなあ…。
いや、料理まずくはないですよ。食べすぎました。
よせばいいのにケーキなんか2巡したし(笑)。
ただでさえ最近ヤバいのにまた太るの確実!
(しかも炭水化物ばっかりだし絶対太るよな!)

温泉にも浸かってきました。
レストランの受付スタッフには3階と案内されたのですが、
本当はロビーで荷物を預けなきゃいけない?らしく
温泉のスタッフに怒られた(苦笑)。このスタッフも
そこらの日帰り温泉施設ならともかく、高級ホテルの
スタッフと考えると接客としてどうなんだろう…。
温泉はよかったですよ。タオル無料で使えるし、
シャンプーや化粧水も安い粗悪品じゃなかったし。
雨風が酷く露天風呂が利用できなかったのは残念。

周辺エリアだと箱根駅伝の小田原中継所近くに
2,000円程度のランチバイキングの店があるらしいので、
そこプラス箱根湯本あたりの1,000円程度の日帰り温泉に
行った方が安く付いたかなーと思いました。

帰り、雨が上がった後に虹が出てました♪

海から山まで弧を描いていてとても大きい虹でした。
こんな大きい虹を見たの初めてかも。

そしてもう一つ私にご褒美…

箱根駅伝3区コース♪(笑)

平塚中継所も近い終盤地点です。
テレビ中継では3区の松林の海岸沿いの画面なんだが
東京方面に帰ってるから8区と言うべきか?
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ナイルの賜物のおすそわけ

2016-12-17 | ちょっと外出
いろいろ中東料理食べてきましたが今度はエジプトです。
東京都の埼玉県境近く、秋津のスフィンクスに行ってきました。
ちょっとあっち方面に用事がありまして、秋津駅近くに
エジプト料理店があることを知って行ってみました。
店の前に本当にスフィンクスの置物がある(笑)。

店の中もエジプトっぽいもので飾られてました。
テーブルの上の紙立てもエジプト仕様。
エジプト出身力士、大砂嵐の手形もありました。

まずはモロヘイヤスープ\500、フール\500、アエーシ\200を注文。
モロヘイヤスープはモロヘイヤなので緑色でとろみが
ありますが、中東のスパイスが効いてるので葉っぱの味は
そんなにしなかったかな。アエーシはナンと違ってポケットが
あっておかずを挟んで食べると聞いていたので、以前レバノン料理
食べたピタパンをイメージしてましたが、その時のピタパンよりも
大きく15~20cmほどありました。中東料理でお馴染みのひよこ豆や
茄子のペーストもありましたが、ここはエジプトの定番朝食
メニューだというフール(干し空豆の煮込み)を付けることに。
メニューの写真だとシチューみたいに見えたので「アエーシに
付けるというより浸すのかな?」と思いながら注文しましたが、
実際は汁がもっと少なくペーストに近い状態でした。
フール単体だとちょっと塩分多めかな?と感じたので
アエーシと一緒に食べる方がいいと思います。

メインディッシュはタジンマトンバミヤ\1,300で。
その名の通り、タジン鍋で出てきます。
オクラとマトンのトマトソース煮込み、マトンは骨付き。
やっぱり羊肉食べないと中東料理食べた気にならないね!(笑)
オクラは現地のなのかな?日本で見るのより大きめに見えた。
割と野菜多めに摂れますね。逆に意外と肉系少なめになった。
メインディッシュは肉+ビリヤニのような組合せが多いので、
「アエーシ食べたからメインは炭水化物ないメニューでいいや」
となった場合は選択肢が限られそうです。

食後のお茶はヘルバ\500にしました。
「フェヌグリークの種子を煮出したハーブティー」とのこと。
底の方に溜まった種子を掬って食べてみたら苦いナッツみたいな
味がしました(お茶自体はそんなに苦くないけど)。
私は入れませんでしたが角砂糖も出されました。
カップがエジプト土産みたいでヒエログリフの絵が付いてました。

お会計は\3,000。一品一品がそんなに大皿ではなかったので
適切にメニューを選べば一人客でも残さず食べられます。
今回炭水化物系はアエーシにフールを付けるので行きましたが、
コシャリもちょっと気になりました。次にエジプト料理を
食べる時はコシャリを頼んでみたいですね(空腹で臨んだので
もう一品食えなくもなかったが流石に太るので自粛)。
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おのぼりさん4

2016-05-28 | ちょっと外出
3から3年経ちましたが「おのぼりさん」4です。
今回のメインは昨年末に情報入手した東京国立博物館の特別展
「黄金のアフガニスタン」です。土曜日は18:00まで開館してるので
ここを最後に持ってきて、徒歩圏内の千駄木~日暮里あたりにある
見てみたい庭をその前に。エリア違いますがそういえば皇居周辺を
歩いたことないな…ということで午前中は皇居周辺にしました。

東京メトロ24時間券(600円)を買い、九段下駅で下車。
北の丸公園~皇居東御苑~皇居外苑~日比谷公園のルートで歩きます。
おっさんが犬連れて散歩してて北の丸公園の門にマーキングさせとった。
あんまりマナー悪いとそのうち犬の散歩禁止になっちゃうぞ。
日本武道館を間近で見るのも初めて。ライブがあるらしく歌声が漏れてた。
客が来る時間には早いからリハーサルでもしてたのかな。
池にカメラ向けてる人がいるなと思ったらカモの子供が泳いでました。
何かイベントがあったのか科学技術館の前が混雑。

北詰橋門から皇居東御苑に入ります。月・金曜日は休園ですが、
門の窓口で入園票を貰って無料で入れます。出入りは大手門・平川門・
北桔橋門のいずれかで、入る門と出る門は違っていてもOK。
サミットが近い時期だったので入園の際に手荷物検査がありました。
外国人観光客が多いです。日本ではそれほど名所として有名な感じでは
ないですが、外国人向けには紹介されてるのかもしれません。
ヤクルトスワローズのキャップかぶってた外国人が観光客なのか、
それとも東京の住人なのか気になった(笑)。
天守台に一応上ってみてから二の丸庭園へ。流石に整備されてます。
花菖蒲にはまだ早かったけど、いくつか花が咲いてました。
宮内庁三の丸尚蔵館にも入ってみました。美術に疎い私でも知ってる
上村松園の有名な日本画が無料で見られました。

皇居ランナーの流れに逆らって皇居外苑へ。
ニュース番組なんかでよく映像が出てくる二重橋が見られます。
日比谷公園では、寒い日に凍結するとこれまたニュース番組で
出てくる鶴の噴水とか、バラが見頃だった第一花壇とか、
カメがひなたぼっこしてる心字池などを見て回りました。
心字池は一応庭といえば庭に当たるのかな?何かイベント
やってるなと思って後で調べたら、オクトーバーフェスト
(ドイツのビール祭り)だそうな。5月なのにオクトーバーかい(笑)。
何となく、ゲルマン系の国はビールが好まれててラテン系の国は
ワインが好まれるイメージですね。ワイン用のぶどうの栽培には
地中海側の気候の方が適してるのもあるんだろうけど。

地下鉄で京橋まで移動して、ランチはデンマーク料理
いろんな種類のデンマーク料理があるわけじゃないですが、
オープンサンドイッチのメニューがあります。3種類あったので、
ローストビーフとポテトと野菜の載ったものを注文。
ポテト系のスープとドリンク(暑かったのでアイスティーで)
が付いたランチセットです。ポテトには欧州料理っぽいハーブが
付いてたかな。オープンサンドイッチはあまり大きくないので
後でお腹が空いてしまいました。満腹になりたい方は
デザートを付けた方がいいのかも(ファストフードみたいに
カウンターで注文するお店だから後から注文しづらいけど)。

地下鉄乗り継いで(大手町駅は乗換に長距離歩くから使いたく
ないんだけど)千駄木駅で下車。池とお社のある須藤公園を
抜けて、旧安田楠雄邸庭園へ。水曜と土曜しか開館していない
ところで、以前通りかかって気になってたので行ってみました。
大正期に建てられた、安田財閥のお屋敷です。
ガイドさんがたっぷり説明してくれるので1時間滞在してました。
応接室やサンルームは洋風ですが、奥の方の部屋や2階は和室。
庭は歩けるわけじゃないし木も茂ってたので全体ははっきりと
分からなかったけど、建物内だけでも照明や欄間などが面白い。
庭の枝垂桜が咲くと、2階からの景色が素晴らしいとか。
手水鉢はちょっと洋風の入ったデザインでしたね。
ここは中に入る際に大きな荷物を預けます(貴重品を入れる
布の袋を渡してくれます)。建物保全のためとのことで、
荷物をぶつけて壁や襖やガラス戸などを壊したりしないため
でしょう。本来は他の文化財建築物でも行った方がいいんだと
思いますが、なかなか人手が足りなくて難しいのかな。

旧安田楠雄邸庭園で「島薗家住宅本日開館」という貼り紙があり、
予定にはなかったのですが時間があったので行ってみました。
公開は第1第3土曜日、11:00~16:00(入館~15:30)とレア。
公開日以外は貸会場として利用できるようです。
外から見ると洋館ですが、奥の方に和室があります。
やはり照明がいくつか凝ってました。小さめの庭は和風ですが、
洋館のところには薔薇が咲いてたり、建物も庭も「和」と「洋」
が共存している感じですね。研究者の邸宅だそうで、書斎の壁は
天井の高さまで全部書棚になってて本がぎっしり。

次の目的地の朝倉彫塑館まで歩きますが、日暮里駅方面に行くところ
道を間違えて西日暮里駅に着いてしまいました(苦笑)。
うっかり谷中の商店街で左折しちゃったけど右折が正しかった。
西日暮里駅前に地図があったので辿りつけましたがかなり遠回り。
朝倉彫塑館は庭も含め撮影禁止でした。大きな彫刻もありますが、
ここはまた彫刻家朝倉文夫のアトリエ兼住宅でして、住宅内部と
庭園も見学できるようになっています。中庭には池がありまして、
池の上に置かれた手水鉢が3隅にあり、その一つには梅の木?から
実が落ちてたような(写真がないので記憶が曖昧)。
蘭の間は天井がガラスになっていて、蘭を育てていたそうです。
今は猫の彫刻が展示されてます。猫好きだったようですね。
彫刻に疎い人でも、個性的な建築を楽しめると思います。
見学には靴下が必要とのことで裸足になりがちな夏場は注意。
外に出たら、「教授に引率されるゼミ学生」的な集団を目撃。

上野方面へ歩いて東京国立博物館。
お目当ての特別展「黄金のアフガニスタン」、会期の真ん中あたり
ですが土曜日ということもあってか混雑してました。
小さい表慶館だから展示品少ないのかなと思ったらそうでもなかった。
入ってすぐのところで変態仮面さんがアフガニスタンの文化財に
ついて紹介する映像流れてましたが、あれ九州国立博物館で
開催した時も流れたのかしらん。それとも東京だけ?
その名のとおり古い時代の黄金でできた文化財などの展示でして、
そのほか戦乱時に流出した文化財も展示されていました。
アレクサンドロス大王東征後のギリシャ人植民都市アイ・ハヌムから
出土したキュベーレ女神円盤に描かれているのは、現トルコの女神、
ギリシャの神、西アジアの神官。どういう信仰を持った人が
作った(作らせた)ものなのか気になりますね。
アフガニスタン北部ティリヤ・テペには1世紀の遊牧民の権力者の
墓があり、埋葬された人物が身にまとった黄金やトルコ石で作られた
きらびやかな装飾品が発掘されています。時代的に大月氏かな?
中国の鏡も埋葬されていたようです。日本では卑弥呼が魏に鏡を
賜るなど外交に関係していますが、埋葬された権力者が中国王朝から
外交により得たものなのか、民間の交易でもたらされたものなのかは
情報がなかったです。髪飾りや首飾りは本当に美しかったです。
1人の男性と5人の女性の装飾品はそれぞれ違っていました。
黄金の冠を付けた女性は王妃ではないかということです。
黄金の冠は奈良県や朝鮮半島でも見つかっており、文化の伝播が指摘
されています。遠い農耕民の島にまで伝わってきたんですね~。
クシャーン朝の遺跡ベグラムでは女性像が巨乳(笑)になってて
インド文化を感じさせました。ギリシャ彫刻では極端な巨乳は
いなくて皆さんバランスの取れた美乳ですが、インドやインドの
影響を受けた地の彫刻等ではまんまる巨乳が多くてよく分かる(笑)。

上野~神田間もJRじゃなくて地下鉄で。
神田のアルミーナでパレスチナ料理をいただきました。
開店間もない早い時間だからか客は私だけでしたが、予約の電話が
入ってました。マンサフとヤンスン茶を注文、2550円のつもりでいたら
お通し(前菜のディップ?)が出てきて後で2950円請求されたので、
お通しが400円だったんでしょう。マンサフは中東料理でヨルダンでも
食べられているようです。インディカ米(タイ米みたいな細長い米)の
上に柔らかいラムとナッツが載っていて、酸味のあるヨーグルト系の
ソースを掛けて食べます。米で結構腹が膨れたので追加注文なし。
というか予算3000円以内で考えてたので空腹だったら家に帰って
カップラーメンでも食べるつもりでいた(笑)。

疲れたなと思ったら、都心屋外だけで午前中6.5km、午後
5.5km歩いてました。これに自宅~駅往復2kmや博物館内、
大手町駅などの乗換入れると15km以上歩いたかもしれません。
そりゃ普段運動不足の人間が15km歩いたら疲れるわけです。
未定ですがおのぼりさん5はまだ行ってない新宿御苑ですかね~。
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×七面鳥 ○羊

2015-12-25 | ちょっと外出
クリスマスですが皆様如何御過ごしでせうか。
クリスマスケーキや七面鳥、あるいはチキン料理といった
御馳走をテーブルに並べてパーティーでも催されましたでせうか。

しかし日本は西洋ではなくキリスト教徒も少ない国、
テレビでクリスマスだサンタだと騒いでるからといって、
街が赤と緑とイルミネーションだらけだからといって、皆が皆
西洋風のお祝いをしなくてはならないということは本来ないはずです。
そこで「たまには西洋文化以外に触れるクリスマスを過ごそうぜ」
と思い立って、イスラム圏料理を食べに行くことにしました(笑)。
イスラム圏の料理は過去にも何度も食べててお気に入りですが、
今回はアフガニスタン料理にしました。私は見てませんが
「孤独のグルメ」にも登場したことがあるお店らしいですね。
日本人経営のお店のようです。店内も絨毯が敷かれている座敷が
あったり個性的(流れてる音楽は中近東風じゃなかったけど)。

クリスマスの日に敢えて来ているお客さんは少なかったですが、
カウンターに数人の先客が。やっぱり羊料理頼まなきゃね!と
羊のカラヒィ(鉄鍋焼き)、カバブ(羊肉の串焼き)、コフタ
(羊肉団子の串焼き)、ナン、ドーグ(ヨーグルト飲料)を
注文。ナンは全粒粉とのことで美味しいです。カラヒィの
汁を付けてもいいですが、そのまま食べてもOKです。
私が頼んだメニューの中には特別辛いものはなかったですが、
カラヒィに生姜が入ってるのでポカポカ。久々の羊肉はうまい。
ただ、ウイグル料理の時も思ったけど、羊肉って低カロリー
なので腹八分目で止めると後でお腹が空きます(笑)。
3,000円以内に収まってたのでもう一品食べてもよかったか(笑)。
ドーグにはカルダモンが入っててとっても爽やか!

東京国立博物館で4/12~6/19に「黄金のアフガニスタン」の
展示をやる情報も入手!福岡の九州国立博物館で1/1~2/14に
開催と聞いていて「福岡じゃ行けねーよー」と落胆したもの
ですが、東京だったら行ける!絶対行かなきゃ!
大月氏あたりの時代の出土品もありそうなので興味津々。

近くのカラオケ店で年末歌い納めも実行。
DAMはしばらく使ってない間に採点方式が変わってるっぽい。
西洋文化以外に触れるとか言っておきながらヘタクソな英語で
洋楽歌った(苦笑)。英語はともかくDAMでの自己最高得点更新。

英語詞は暗記するまで練習しないとメロディーへの詞の乗せ方が
分からなくて歌えないんですよね…英語が得意な人だと
さらっと歌ってみせそうなので、いかに苦手だか分かる(汗)。
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