10月の旅行記がまだですが11月のお出掛けについて。
10月の旅行から冬恒例の京都旅行まで期間が開くので
11月に日帰りでどこかに行こうと思って山梨県西部を
訪れてみました。身延山が中心です。
早起きして出発するも、早朝5時台だと遠距離切符の
自動券売機が使えないことを初めて知る(笑)。
自動の意味ないじゃん。出発駅の改札も無人なので
とりあえず初乗り分の切符を買って入場して途中駅の
有人改札で聞いてみたら下車時に精算とのこと。
中央線の高尾駅で松本行きの在来線に乗り換え。
朝早すぎて特急なんて走ってない(長野方面で山歩き
する人も多いから早朝の特急って需要ありそうだけど)。
高尾から甲府まで約1時間半。ほぼ寝てたが(笑)。
山沿いだからか乗客少ないからか、同じ中央線でも
都内走ってる時より寒かったです。
相模湖駅辺りからようやく空が白み始めます。
甲府駅から身延線。常栄駅まで意外に人が乗ってた。
飯田線同様まともなトイレがある車両ですね。
駅の間隔が狭く車掌が車内を回って事前に精算ができず
無人駅の下車時に精算しないといけないので遅延。
私も下車時に精算したけど。Suicaは危ないなと思って
初乗り分の紙の切符買っておいたからよかったけど、
これICカードで入場してたら対応できたんだろうか?
前日夜から雨が降ってましたが8時半頃でもまだ雨。
鰍沢口駅は「かじかざわぐち」と読む。噛む…。
駅からタクシー呼んだら5分で来ると言ったのに
15分待ち。前日に予約しとけばよかった…。
タクシーで17分3700円、大柳川渓谷へ。
「往復している時間がなく片道で歩きたいので
大柳川渓流公園ではなく十谷荘の近くの遊歩道
入口まで行ってほしい」と伝えたのですが、
「そこまで行かなくても遊歩道入口がある」と
公園より少し先の駐車場で下ろされました。
しかし結果的にこれは失敗ルートでした。

山の中なので国土地理院の地図がベースです。
地図上部の寺院マークの下にL字になっている道が
ありますが、この付近で降ろされています。
地図上には遊歩道が示されていませんが、ここから
渓谷まで下っていきました。最初は舗装されていたので
急いで駆け下って行きましたが、渓谷に近づくと足元が
やや危なっかしくなりゆっくりしか歩けませんでした。
で、下った先は竜仙橋よりもさらに公園寄り。
公園から往復するのとほとんど変わらないですし、
道が歩きやすい分公園から往復した方がましなくらい。
結局時間がなくて竜馬淵までしか行けず、観音滝を
見られませんでした。運転手の提案を拒否して
観音滝に一番近い入口まで乗せてもらうべきでした。
タクシーの運転手は観光地の勉強をしていることが
多いとはいえ必ずしも散策が趣味なわけじゃない
ですし、散策ルートに詳しいとは限りませんね。
そんなわけで天渕の滝と竜馬淵だけで引き返しています。
予定より遅れて9:05スタートで時間もなかったので
ゆっくり紅葉の景色を見る暇もあまりありませんでした。
雨は上がってましたが路面が濡れているので、
濡れた落ち葉や岩のコケがツルツル滑って危なく
転倒が怖くて駆け足で歩けませんでした。
あと吊り橋の滑り止めが金属で余計に滑るやつ(笑)。
落ち葉のない季節の方が歩くには安全そうですね。
バスの発車時刻が9:50でこれを逃すと13時台まで
来ないので余裕がありませんが、大柳川渓流公園から
十谷入口バス停のある車道まで急な上り坂…
(上の地図を見ると等高線が多いのが分かるかと)。
息を切らして汗だくになって何とかバスに間に合う。
その地域を通っているJR線がSuica使えないのに
コミュニティバスがSuica使えるって珍しいな(笑)。
鰍沢口駅から身延線でいったん甲府方面に戻り
(身延線は甲府行きの方が下りみたいですね)、
市川本町駅で降りて宝寿院。数々の名庭を生んだ
夢窓疎石はこの地で出家し修行したとのことで、
境内には夢窓疎石が作ったと伝わる庭も。
ただ、法事か何かで庭の前に車が止まっていたり
していたので長居はできませんでした。
しばらく電車が来ないので駅前の地図にあった
蘆州の庭とかいうの見に行ってみたらただの広場。
再び身延線。乗ってるうちに晴れてきました。
車窓眺めてたら猪の親子が畑に入っていくの見たよ。
「はだかじま駅」って裸かと思いきや「波高島」。
身延駅からバスで終点まで。身延山参拝の前に昼食。
また坂(一部急坂)を上って6分ほど、予約してた
覚林坊で精進料理の「おてらんち」をいただきます。
朝食4時台だったからお腹空いたよ…。
ここでの昼食にしたのは庭があると聞いていたから
です。庭を正面に見ながら食事ができます。
こちらも夢窓疎石の庭らしいですが、池の島に
金属製の橋を渡してしまってるのが残念かな…。
到着時ちょうどツアーの団体客が出ていくところで
お寺の方がてんてこ舞いでした。人気そうですね。
自家製の曙大豆の納豆、揚げ湯葉が添えられて
いましたが美味しい納豆でした~。
精進料理なので湯葉や揚げ納豆など大豆中心。
和え物も見た感じマヨネーズに見せ掛けて豆乳の味。
デザートの豆乳アイスに掛ける自家製ジャム(?)
はシャインマスカット、すもも、桃、いちじくの
4種類。どれも美味しいけど元々マスカットが好き
なのと(これは皮ごとでも美味しい)いちじくが
珍しかったのとでこの2つが減っちゃいましたね。
これ食べてる時が旅行中一番幸せだった(笑)。
早食いは勿体ないので味わって食べ、13時すぎから
14時頃まで約1時間滞在。目薬の木茶も飲めます。
ここから身延山へは来た道を戻らずそのまま坂を
上った方が早いとのことでそうしました。
上りですが大柳川渓流公園の急坂よりはずっと楽。
10分ほどで身延山に到着しました。でも身延山
ロープウェイの最終時刻があるのでまずそっち。
駅に古い健康チェック機(笑)。
関東では高低差一番らしい(この辺山梨県でも
かなり西なので関東のイメージがないけど…)。
天気がいいと展望台から富士山や駿河湾が見える
そうですが、富士山は雲で隠れ駿河湾も霞んで
見えませんでした。富士川の蛇行具合は分かる。
奥の院思親閣にお参り。杉の巨木があります。
ロープウェイで山麓に下りてきて、身延山の
堂内へ。誰でもお参りしながら回れます。
祖師堂が立派ですね。堂内撮影禁止なので
水鳴楼前庭は撮ってないですが、裏山の斜面の
部分を築山のようにした池泉庭でした。
庭のそばの旧書院に鶴を彫った欄間があり、
彫刻した板を何重にも重ねてるようでした。
行きは上りませんでしたが、帰りは菩提梯という
高低差104m287段の急な石段を下りてきた。
一日中歩いてきたので膝に来る…。
心肺には上りが辛いが膝には下りの方が辛い…。
帰りは身延山始発の高速バスに乗りました。
日が暮れ鐘が鳴る中寒さを感じつつバス待ち。
行きは遅れが怖いから高速バス乗りたくないけど
帰りはちょっと遅れても問題ないし、今回は
乗車時間も比較的短いので体力的にも大丈夫。
確実に座れるし、甲府から特急使って帰るより
安いし、身延線の本数が少ないからバスの方が
早く帰れるし、関東から身延山に参拝する場合は
選択肢に入れることをお勧めします。
始発からは私だけ、でも予約なしも含めて後から
お客さんが乗ってきました。トイレ付きバスだけど
19時前後に釈迦堂PAでトイレ休憩。
甲府盆地の夜景が見下ろせて綺麗でした。
早起きで眠かったですが山梨県は日帰りでも観光
できますね。関東から遠い身延線でもできるので
中央線沿線ならもっと観光できるはずです。
毎年検討してみようかな。
《写真ブログ記事》
山梨県・富士川 大柳川渓谷
山梨県・市川三郷 宝寿院
山梨県・身延 身延山久遠寺
10月の旅行から冬恒例の京都旅行まで期間が開くので
11月に日帰りでどこかに行こうと思って山梨県西部を
訪れてみました。身延山が中心です。
早起きして出発するも、早朝5時台だと遠距離切符の
自動券売機が使えないことを初めて知る(笑)。
自動の意味ないじゃん。出発駅の改札も無人なので
とりあえず初乗り分の切符を買って入場して途中駅の
有人改札で聞いてみたら下車時に精算とのこと。
中央線の高尾駅で松本行きの在来線に乗り換え。
朝早すぎて特急なんて走ってない(長野方面で山歩き
する人も多いから早朝の特急って需要ありそうだけど)。
高尾から甲府まで約1時間半。ほぼ寝てたが(笑)。
山沿いだからか乗客少ないからか、同じ中央線でも
都内走ってる時より寒かったです。
相模湖駅辺りからようやく空が白み始めます。
甲府駅から身延線。常栄駅まで意外に人が乗ってた。
飯田線同様まともなトイレがある車両ですね。
駅の間隔が狭く車掌が車内を回って事前に精算ができず
無人駅の下車時に精算しないといけないので遅延。
私も下車時に精算したけど。Suicaは危ないなと思って
初乗り分の紙の切符買っておいたからよかったけど、
これICカードで入場してたら対応できたんだろうか?
前日夜から雨が降ってましたが8時半頃でもまだ雨。
鰍沢口駅は「かじかざわぐち」と読む。噛む…。
駅からタクシー呼んだら5分で来ると言ったのに
15分待ち。前日に予約しとけばよかった…。
タクシーで17分3700円、大柳川渓谷へ。
「往復している時間がなく片道で歩きたいので
大柳川渓流公園ではなく十谷荘の近くの遊歩道
入口まで行ってほしい」と伝えたのですが、
「そこまで行かなくても遊歩道入口がある」と
公園より少し先の駐車場で下ろされました。
しかし結果的にこれは失敗ルートでした。

山の中なので国土地理院の地図がベースです。
地図上部の寺院マークの下にL字になっている道が
ありますが、この付近で降ろされています。
地図上には遊歩道が示されていませんが、ここから
渓谷まで下っていきました。最初は舗装されていたので
急いで駆け下って行きましたが、渓谷に近づくと足元が
やや危なっかしくなりゆっくりしか歩けませんでした。
で、下った先は竜仙橋よりもさらに公園寄り。
公園から往復するのとほとんど変わらないですし、
道が歩きやすい分公園から往復した方がましなくらい。
結局時間がなくて竜馬淵までしか行けず、観音滝を
見られませんでした。運転手の提案を拒否して
観音滝に一番近い入口まで乗せてもらうべきでした。
タクシーの運転手は観光地の勉強をしていることが
多いとはいえ必ずしも散策が趣味なわけじゃない
ですし、散策ルートに詳しいとは限りませんね。
そんなわけで天渕の滝と竜馬淵だけで引き返しています。
予定より遅れて9:05スタートで時間もなかったので
ゆっくり紅葉の景色を見る暇もあまりありませんでした。
雨は上がってましたが路面が濡れているので、
濡れた落ち葉や岩のコケがツルツル滑って危なく
転倒が怖くて駆け足で歩けませんでした。
あと吊り橋の滑り止めが金属で余計に滑るやつ(笑)。
落ち葉のない季節の方が歩くには安全そうですね。
バスの発車時刻が9:50でこれを逃すと13時台まで
来ないので余裕がありませんが、大柳川渓流公園から
十谷入口バス停のある車道まで急な上り坂…
(上の地図を見ると等高線が多いのが分かるかと)。
息を切らして汗だくになって何とかバスに間に合う。
その地域を通っているJR線がSuica使えないのに
コミュニティバスがSuica使えるって珍しいな(笑)。
鰍沢口駅から身延線でいったん甲府方面に戻り
(身延線は甲府行きの方が下りみたいですね)、
市川本町駅で降りて宝寿院。数々の名庭を生んだ
夢窓疎石はこの地で出家し修行したとのことで、
境内には夢窓疎石が作ったと伝わる庭も。
ただ、法事か何かで庭の前に車が止まっていたり
していたので長居はできませんでした。
しばらく電車が来ないので駅前の地図にあった
蘆州の庭とかいうの見に行ってみたらただの広場。
再び身延線。乗ってるうちに晴れてきました。
車窓眺めてたら猪の親子が畑に入っていくの見たよ。
「はだかじま駅」って裸かと思いきや「波高島」。
身延駅からバスで終点まで。身延山参拝の前に昼食。
また坂(一部急坂)を上って6分ほど、予約してた
覚林坊で精進料理の「おてらんち」をいただきます。
朝食4時台だったからお腹空いたよ…。
ここでの昼食にしたのは庭があると聞いていたから
です。庭を正面に見ながら食事ができます。
こちらも夢窓疎石の庭らしいですが、池の島に
金属製の橋を渡してしまってるのが残念かな…。
到着時ちょうどツアーの団体客が出ていくところで
お寺の方がてんてこ舞いでした。人気そうですね。
自家製の曙大豆の納豆、揚げ湯葉が添えられて
いましたが美味しい納豆でした~。
精進料理なので湯葉や揚げ納豆など大豆中心。
和え物も見た感じマヨネーズに見せ掛けて豆乳の味。
デザートの豆乳アイスに掛ける自家製ジャム(?)
はシャインマスカット、すもも、桃、いちじくの
4種類。どれも美味しいけど元々マスカットが好き
なのと(これは皮ごとでも美味しい)いちじくが
珍しかったのとでこの2つが減っちゃいましたね。
これ食べてる時が旅行中一番幸せだった(笑)。
早食いは勿体ないので味わって食べ、13時すぎから
14時頃まで約1時間滞在。目薬の木茶も飲めます。
ここから身延山へは来た道を戻らずそのまま坂を
上った方が早いとのことでそうしました。
上りですが大柳川渓流公園の急坂よりはずっと楽。
10分ほどで身延山に到着しました。でも身延山
ロープウェイの最終時刻があるのでまずそっち。
駅に古い健康チェック機(笑)。
関東では高低差一番らしい(この辺山梨県でも
かなり西なので関東のイメージがないけど…)。
天気がいいと展望台から富士山や駿河湾が見える
そうですが、富士山は雲で隠れ駿河湾も霞んで
見えませんでした。富士川の蛇行具合は分かる。
奥の院思親閣にお参り。杉の巨木があります。
ロープウェイで山麓に下りてきて、身延山の
堂内へ。誰でもお参りしながら回れます。
祖師堂が立派ですね。堂内撮影禁止なので
水鳴楼前庭は撮ってないですが、裏山の斜面の
部分を築山のようにした池泉庭でした。
庭のそばの旧書院に鶴を彫った欄間があり、
彫刻した板を何重にも重ねてるようでした。
行きは上りませんでしたが、帰りは菩提梯という
高低差104m287段の急な石段を下りてきた。
一日中歩いてきたので膝に来る…。
心肺には上りが辛いが膝には下りの方が辛い…。
帰りは身延山始発の高速バスに乗りました。
日が暮れ鐘が鳴る中寒さを感じつつバス待ち。
行きは遅れが怖いから高速バス乗りたくないけど
帰りはちょっと遅れても問題ないし、今回は
乗車時間も比較的短いので体力的にも大丈夫。
確実に座れるし、甲府から特急使って帰るより
安いし、身延線の本数が少ないからバスの方が
早く帰れるし、関東から身延山に参拝する場合は
選択肢に入れることをお勧めします。
始発からは私だけ、でも予約なしも含めて後から
お客さんが乗ってきました。トイレ付きバスだけど
19時前後に釈迦堂PAでトイレ休憩。
甲府盆地の夜景が見下ろせて綺麗でした。
早起きで眠かったですが山梨県は日帰りでも観光
できますね。関東から遠い身延線でもできるので
中央線沿線ならもっと観光できるはずです。
毎年検討してみようかな。
《写真ブログ記事》
山梨県・富士川 大柳川渓谷
山梨県・市川三郷 宝寿院
山梨県・身延 身延山久遠寺