朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

節分おばけ

2012-02-04 | 京都の文化(冬)
昨日は「節分」。

京都花街の伝統的行事に「おばけ」があります。



祇園花見小路にて見物しました。そう、あの有名な一力のある通りです。

本職の芸舞妓さんにむけてフラッシュをばしばし焚くのは、礼儀に反する気持ちなので、こんなぼけぼけのお化け画像しか撮れませんでした。

孫悟空、三蔵法師。あるいはキョンシー、姫、若武者などの衣装をつけたおばけが料亭に出入りする姿を見物しました。



本職の芸舞妓さんも、一力に次々と入って行きます。このお姫さん、ラジカセを持っています。このカセットにはきっと余興の洋楽かヒップポップなどが入っているのでしょうか。



この夜にお座敷で芸舞妓を呼んで遊んでいると、「おばけ」衣装の人たちがやってきて15分くらいの余興をやってくれる。そのおばけにはご祝儀を現金で渡す、そこでこの日だけはお客さんは現金をたくさん用意してくるそうです。普段のお座敷遊びの支払いは全部つけ払いですが。





学生さんや冗談好きの大人たちが、「おばけ」伝統を盛り上げるイベントをよびかけています。そのグループ「こったい」がやってきました。



午前中は嵐電の電車に乗り込んでアッピール。そのあと、吉田神社などを回って祇園に来ました。



観光客の人と一緒に記念写真に入ってくれます。

京都観光局は、本職の方々にお願いして、お座敷に入れない一般人にも本物「おばけ」を楽しむことのできるイベントを企画してほしいと思います。

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2 コメント

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Halloween (Kacey O.)
2012-02-05 12:22:23
ハロウイーンの起源は日本だったのでしょうか?節分に仮装とは初めて聞きました。
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おば (geneve)
2012-02-05 19:14:38
結構昔からあったようです。「鬼」をだまして追い払うために、仮装する習慣が生まれました。プロの花街の人々のお化けは、路上の見物客に冷たい。御祝儀くれないし。ですが、学生や大人のグループがいくつか生まれていて、例えば三条商店街を練り歩いたしたと京都新聞の記事にカラー写真で掲載されています。
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