朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

秋の祭り3

2011-10-30 | 京都の文化(秋)
京都時代祭、中世婦人列です。京都花街組合連合会・京都市地域女性連合会がその役割を担います。



淀君。太閤秀吉の側室で秀頼の生母。その外出姿は、唐織、刺繍、染め、絞りといった最高の技術を集めた桃山時代を代表する豪華さ。



淀君の侍女たち。



静御前。源義経の愛妾、悲劇の女性。義経の幼名は牛若丸。鞍馬山の天狗のもとで武術を習い、京都五条大橋にて弁慶をやっつけて家来にするおとぎ話でおなじみです。静御前は平安末期の女人舞装束・白拍子の姿です。



鎌倉時代、城南流鏑馬列。直前を歩く子供たち、そのお母さんも和装で付き添って歩いていきます。



巴御前。木曽義仲の愛妾で武勇の誉れ高き女性。白馬にまたがり、透彫りの天冠に胴丸を付け太刀に長刀を携えて義仲と共に出陣した時の姿です。



常磐御前。源義朝の側室。義朝が平治の乱で戦死した後、子供達の助命を平清盛に乞うため雪中を六原に向かう姿を表しています。連れているのは今若と乙若、牛若は常磐の懐にいます。

参考サイト:e-Kyoto時代祭

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3 コメント

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祭りの費用 (Yousuke)
2011-11-02 16:38:53
或る本に祇園祭の費用も市や府からも
何がしの補助はあるが、室町の鉾町の人が
かなりの負担をしていて、全国から観光客が数十万人も押し寄せても町の人にはその観光事業収入というのはあまり関係が無いので、いっそ
負担を減らすために完全な公営観光事業に
して欲しいと書いてありましたが、実際に
これらのお祭りの運営はどうなっているのでしょう。
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平安講社 (geneve)
2011-11-03 09:36:49
祇園祭の「鉾町」は京都市内でも都心の狭い地域なので古い住民が減少してそんな意見もでるのでしょう。一方で鉾町の矜持というのは格別です。その町名は現代のこの都のなかでも特別な意味があるようです。「休み山」を復活する活動もありますから、税金でまかなってくれという話は聞こえてはきません。
 平安神宮の氏子は、市内全域に広がっていて、小学校の校区がしっかりしたコミュニティを形成しています。輪番で各校区が勤労奉仕や費用を負担。さらに花街や飲食などの職業組合がそれぞれの時代の風俗を担当しています。役員たちは裃をつけて誇らしげに行列に加わります。(おっさんを写真に撮ってもつまらないのでウェブには載せてませんが)。京都新聞のウェブから引用します:
”「新しい試みが加えられていくことと同様、この祭りのすばらしさは、市民の手による、市民の祭りということなんですよ。運営するのは、平安講社という市内各地に組織された10の講社です」。戦争や災害、不景気など、時代祭にはさまざまな危機があった、しかしいつも市民の講社がそれを乗り越え、祭りは維持され、育てられてきた。このことに上田は、強く心打たれるのである。”
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/special/omoshiro//hito01_05.php
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ガッテン、ガッテン! (Yousuke)
2011-11-03 13:39:03
なるほど市民の祭りネ。
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