朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

南京の印象

2017-12-22 | 外国の風物

泊まったホテルのすぐ前に玄武湖公園があり、早朝から開園しているので毎朝散歩に出かけました。

少し離れた場所に長江という大河が流れています。その長江から大昔に切り離された湖で、周囲が10キロメートルかそれ以上ある大きさで、その中に中州がいくつかあって堤防や橋で繋がっています。

早朝でも、スモッグのせいか薄くモヤがかかっていました。対岸にそびえる高層ビルの一つが学会会場のシャングリ・ラです。

湖の水は案外にきれいで1~2mくらいの水底が見えました。学会会場で地元大学の先生に聞くと、10年くらい前から水質の浄化に取り組んできたので現在はきれいになっているとのこと。都心部の下水道が完備されたこと、湖水のろ過装置を導入しているのでしょう。長江自体は大陸の遠い奥地から流れてきていて、途中に多くの都市や工業地帯があるので浄化は難しいと話してくれました。大気汚染も同様で、内陸部の工場地帯や都会の自動車などで対策には資金と時間がかかるが、徐々に良くなるだろうとも。~ 帰国してテレビニュースを見ると、習近平主席は中国全土のトイレ改革を急速に進める指示を出したそうです。

例のインスタントラーメンのキャラクターに似たボート、電動(蓄電池)で動くようです。

バトミントンを楽しむ人々。

公園の掃除人も早朝から働いていて、この場所には枯れ葉もありません。

観音様と童子たちでしょうか。

奇妙な形の大きな岩、その由来が書いてありました。

盆栽を育成している区域と建物。

中洲にある盆栽公園とその池。

屋外の出店、1元は約17円。シュウマイ6個で170円、まあ、日本の半額という物価水準でしょうか。20元で軽食セット。

野外劇場。

冬枯れの蓮池。

 太極拳。

刀を使う武道、体操、あるいは大木を相手に柔軟体操する人など。

殆どがシニアの人々ですが、実に幸福そうに朝の運動を楽しんでいました。

聞くところによると、中国の都会では早期に退職、引退することが一般的でそのために働いているとか。 中国から日本に来た観光客は、日本では単純肉体労働に相当な老齢者が働いているのを見てショックを受けるのだそうです。日本人の老人は不幸そうだと。

夜の玄武門。

この門をくぐって公園内に入ると、驚いたことに、そこらじゅうに電気をつけて、カラオケや、社交ダンス、体操的ダンスなど、多くに人で賑わっていました。

中国の都会の中産階級の人々、特に老人たちは相当にハッピーだという印象でした。

泊まったホテルは、予算の関係上、中級ビジネスホテルを中国のホテル予約ネットサービス(Ctrip社日本語サイト)を使って予約しました。

テレビのチャネルは何十chあったのですが、日本語も英語もなくて全部中国語でした。音楽ならいいかとクラシックchを見ると、

 交響曲を演奏していました。

司会者の男女アナウンサー。

子供の合唱もあり、

国内の雄大な風景や自然が映し出されたり、

労働の場面や、

戦闘場面も。

~~

帰国する日は、ホテルから地下鉄と郊外電車を乗り継いで空港に向かいました。乗車賃は驚くほど安い(合計80分くらい乗車して20元以下、300円くらい)。

地下鉄にはホームドア完備です。

若い女性、MCMのピンクのカバンや、ヴィトンのハンドバック。。。

経済成長の利点が発揮されていて、共産党独裁政権であっても、社会は安定していると感じました。

 

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