朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

かたずけられない症候群

2011-06-02 | もろもろの事
なにかの書評か新聞記事を読んでいたら、掲題のテーマの文章がありました。ADHD(注意欠陥多動障害)、ADD(注意欠陥障害)とかいうのでしょうか。

病気ではなくて、脳の障害、そういう特徴をもった脳と考えなさいとの意見があります。



この写真は、とある商店街のはずれ。

この店舗の境界線から、歩道のタイルに1~2メートルくらいはみ出して荷物が積み上げてあります。



すぐ前には、区役所や警察の警告看板が立ててあります。荷物の多くは古びているし、警告看板も新しくはなさそう。もう数年は放置されているようです。

自宅の部屋の中ならば、「あ~、だめ、かたづけるの、いやだ~」となっても、自由ですが。

看板まで立てたのだから、決着をつけたほうが良いですね。


**~~**

見聞したことのある欧米の事例です。

1)米国の中上流住宅地では、その地区に最初から強力な住民協議会があって、個人住宅といえどもその外観と道路から見える植生に関しては厳密な取り決めがある。違反すると、現状復帰命令が協議会からすぐに出される。えぇ、こんなことなでもダメ?と思う変更や改造も多くは拒否。(美的感覚の違いもある)屋根の材料と色も規制対象のようで、それが「太陽光発電パネル」の住宅屋根への設置を阻んでいる。強い規制があって、美観と治安が良い住宅地は土地建物価格が高く維持されるので住民にとって得というインセンティブがはたらく。

2)スイスの例。同様に外観保持に関して近所の監視が強い、違反事例には苦情がすぐにくる。夜間騒音の発生にも。警察もすぐに動いて警告に来る。特に外国人にうるさい。

逆に、アジア、東南アジアは、ほんとでたらめ。昔の香港など、なんでもありでした。

さて、どっちがいいのでしょうか。

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2 コメント

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我が家にも (Yousuke)
2011-06-03 15:07:29
片づけられない症候群の重症者が一人
軽症者が一人おりまして・・・。
最近注意をしますと重症者が
「いつも叱られてばかりで僕はイジケテクル」とヌケヌケ申しておりますが、立て看板を
立ててもこの人には無効なんでしょうね。
バンクーバーも見える範囲の芝生が整備されて
いないと罰金だそうで、若い人たちはそれが
大変でコンドに住むとか。
外的美観を整えるのは文化的先進国の象徴の
ような気がしています。
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なるほど・・ (geneve)
2011-06-04 10:12:31
もしも家庭内での散らかしならばご愛嬌でしょう。
町並み規制は、この京都でも条例化に何十年もかかって、ようやく4年前に高度制限や外観デザイン(と言っても1階部分のみ)が成立しました。ところがそれが、むしろ土地の値下がりを惹起させたようです。理由は、背の高いマンション(スペース効率が良い)が建てられなくなったので、土地の買い手が減ったためだそうです。パリやローマのように100~1000年後を見据えて都市規制の計画をしなくては。
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