朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

大阪万博

2013-11-08 | 国内各地の風物
1970年、日本の高度成長の真っ盛りに、大阪千里を会場にして万国博覧会が開催されました。開催期間6ヶ月で6,400万人を超える人々が入場しました。



名神高速道路を走るとチラリと見えるのですが、あれ以来、太陽の塔をじっくりと眺める機会がありませんでした。で、万博公園を見学してみることにしました。

足元から見上げると、予想以上の大きことに驚きます。



背中には、こんな黒い顔が描かれています。



太陽の像の内部にも、岡本太郎の素晴らしい造形作品が作られているのですが、現在は建築物の老朽化で安全確保ができないため公開されていません。・・ぜひ、補修して公開をお願いします。

夕方も日没に近い時間に訪れたので、だんだんに暗くなってきました。



公園の西端、花の丘にコスモスのイベントが開かれていて、広い丘の斜面いっぱいに花が咲いていました。



シルエットで。



眺望のある木造の展望台があり、登ってみました。



周辺の地面は、万博から40年たつと、すっかり立派な森になっています。樹林の上を観察する高い位置の歩道橋も作られています。



そんな森の道を歩いていると、アメリカ館の跡地がありました。たしかアポロ計画で1969年月に着陸した宇宙飛行士が持ち帰った「月の石」が目玉展示で、それを見るために何時間も並んだ記憶があります。

日本の展示では、画期的な新技術が幾つか展示されました。

電電公社(現NTT)が、電話線がない電話機(現コードレス電話)を実演して見学者に使わせていました。


(引用:NTT技術資料館web)

このデモンストレーションが、現在のケータイ電話ブームのさきがけです。もっとも、そこで使われている無線技術は当時からすべての面で進化していますが。

また、たしかこの万博で、「腕時計型電話」もモックアップ(模型)が展示されていたような記憶があるのですが・・?

次世代のケータイは、「ウェアラブル」といって、腕時計型やメガネ型になると予想されています。

さて、どうなるのかな?


~~ついでに、大阪万博をきっかけに、その後、日本で普及した新製品について~~
 (抜粋引用:テレビ番組観楽日記2010.03.28 Sunday

大阪万博生まれのヒット商品

1.ワイヤレステレホン(現在の携帯電話の原型)[NTT]

2.エアードーム型テント[太陽工業]、アメリカ館の屋根に使用。

3.音声認識できるコンピューター[富士通]

4.シャチハタ[シャチハタ工業]、正確な商品名は“Xスタンパー”だとか。

5.ブルガリアヨーグルト[明治乳業]

 ブルガリア館で、プレーンヨーグルトの試食が出来ると聞いた明治乳業のスタッフが実際に試食し、お願いして特別にプレーンヨーグルトを分けてもらい、それをもとに新しい商品を開発した。当時日本は乳製品輸入禁止だったが、万博会場だけは特別に許可が下りたおかげで、今日プレーンヨーグルトが食卓に登場することが出来た。

紹介した商品以外でも、「缶コーヒー」と「自動販売機」も。

以上
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