朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

日本製品

2010-09-25 | 外国の風物
尖閣諸島の領海侵犯事件は、中国人船長の処分保留で釈放となったようで一件落着。中秋節の連休で静かなうちに収めようと政治解決でしょうか。



街を歩いていると「日本原装」(日本製)を売りにしている看板を時々見かけました。これはシャープの液晶テレビですし、別の広告では化粧品でも「日本原装」とした製品にきれいな中国人モデルが微笑んでいるデザインでした。その化粧品ブランドは日本で見たことがない製品でしたが。

本屋では日本のマンガが山積み。音楽も日本の若い歌手の曲を中国語で歌っているのや、日本語のオリジナルを流しています。食べ物では、すし、ラーメン、焼き鳥などが普通の飲食店街に並んでいます。日本の駐在員と観光客むけの高級店はまた別に存在し、そちらには中国の富裕層の人たちがきます。

国境問題はどの時代、どの国にもありそれらは棚上げにして将来に向けて協調していきたいものです。...とはいえ、尖閣諸島の件は、少し新聞記事にも解説がでたしグーグってみたら、中国政府の言い分はあまりに無茶です。明治時代以降沖縄返還までは何ごともなく日本領土として暗黙に認めていたのに、南西諸島の施政権が日本に返還されたら態度一変ですから。日本国民の多くは軍事力など持ちたくないと思っているのに、国と国の軍事アンバランスが生じると進入の隙を与えるのが現実なのでしょうか。


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と、ここまで書いてきて、友人のブログを見たらこんな記事がありました:

菅首相のこの問題での発言(国連総会出席の記者質問)について英国経済紙記事の解説、『実質的な交渉をしてもいないのに、相手に対し「冷静になれ」と諭すのは国際儀礼上上下関係の隠喩である。また交渉開始以前に「近々解決できる」と示唆することは、交渉が進んでいることないしは、問題を軽く考えているとの婉曲表現となる。

外交の基本を宰相に教える人がいないことは日本の悲劇である。そして日本語を国際語に翻訳するとどんな効果を持つかを分かる人が、日本のトップの周りにいて、発言を指南しなければならないのにそれは一向に改善されない。ポツダム宣言を「黙殺」した結果、2発の原子爆弾が投下された歴史はいまだに学ばれていない。』
 引用: http://blog.goo.ne.jp/globalobserver/e/cf47a39a645a801051faf6eb7bdf2c10

ばるほど。「冷静になれ」というのは、相手を見下している態度と取られるとのこと。

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追記2:
「近々解決できる」とは、ユニラテラル(一方的、勝手に)に釈放する方法だったのですか!
これはちょっとまずいのでは、今後のために。

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