朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

安来節演芸館、ゲゲゲの女房

2013-10-20 | 国内各地の風物
足立美術館の隣に安来節演芸館がありました。



ここでも、ゆるキャラの登場です。



この劇場の中で安来節の実演が行われます。

時間が合わなくて見ることはできなかったので、展示物だけを見学しました。

ここまで書いてきて、さて「安来節」の全国的な知名度は、現代、どうなんだろうと思いました。私自身は知っていますが、特に「面白い」と思ったことはないのです。田んぼのどじょうを捕まえる、そんな状況はもはや50年前に無くなっているし。貧相な野良着丸まった姿勢で、不細工な百姓のおっさんが「こっけいな」踊りを披露しても、??と感じます。

・・むしろ、職業差別のイメージが湧いてきてあまり楽しめません。時代、社会的環境の変化でしょうか。戦後の貧しい時代、高度成長の60年代、70年代は、農協や町内会の団体旅行が盛んでした。会社でも職場の融和、団結を高めるため、団体で宿泊して職場旅行が多く行われました。温泉宿の大広間で、踊りや歌(カラオケはまだ無くて、アカペラ、手拍子、民謡も)を皆の前で披露しあっていました。飲んで騒ぐことが得意で好きな人はいいですが(例えば、そんなテーマでヒットしたのが「ハナ肇とクレージーキャッツ、とりわけ植木等」)、そうではない人達には退屈で苦痛でもありました。

その向かい側の建物は、なんと、



「ゲゲゲの鬼太郎」作者、水木しげるはお隣の町境港の出身で、しかも今や境港は妖怪ロードなるキャラクター満開の町おこしで全国区になっています。一方でドラマのヒロイン「女房」はここ安来の生まれなんだそうですが、別に安来の土地を連想しませんね。それなので展示館ができていました。

 さすかにNHK朝ドラの影響力は凄い・・・でももうほとんどの人は忘れていると思いますが。
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