海沿いの熊野街道(国道42号線)を走っていると、この名称の道の駅がありました。名前に興味が湧いたので休憩しました。
木々に囲まれた参道と鳥居があり、入っていくと、
社務所の中をくぐる通路がありました。それを抜けると、突然・・・
巨大な岩が正面に現れました。これが御神体です。
日本書紀にも登場する神社で、神々が眠る日本最古の地といわれています。『日本書紀』(神代巻上)には、伊弉冉尊(いざなみのみこと)は軻遇突智(火の神)の出産時に陰部を焼かれて死に、「紀伊国の熊野の有馬村」に埋葬され、以来近隣の住人たちは、季節の花を供えて伊弉冉尊を祭ったと記されている。社名も「花を供えて祀った岩屋」ということによるものとのこと。(引用 Wikipedia) 神話にしても激しい物語です。
伝統の神事によりご神体の大岩の頂上から境内の神木まで特別な藁縄がかけられていました。季節により、椿や鶏頭の花が結ばれます。
古代日本の自然信仰の典型でしょう。世界遺産(熊野参詣道伊勢路の一部)です。
丸山千枚田を見るため、すこし寄り道をしたあとで、海岸沿いの国道42号線を走りました。熊野川を越して、和歌山県新宮市に入りすぐに、熊野三山の一つ「速玉神社」に参詣しました。
ここも世界遺産。
梛(なぎ)の木。マキ科で、針葉樹でありながら広葉樹のような幅の広い葉を持つユニークな木です。
”梛の葉は金剛童子(仏教徒の守護神で、阿弥陀如来の化身とされた)の変化身と考えられ、参詣者は帰途の安全を願い、梛の葉を護符として袖や笠などに付けました。1枚の木の葉に熊野の神さまは宿るのです” (http://www.naginoha.info/)
朱色の社がピカピカの神社でした。
二羽の烏がナギの小枝をくわえた絵柄がこの神社のシンボルとなっています。
絵馬にも、八咫烏の姿が描かれています。
熊野権現速玉大社の牛王護符 引用:http://kumanohayatama.jp/?page_id=10
霊験あらたかな気持ちになりました。