京都山科にある古刹、門跡寺院の池畔で、半夏生(はんげしょう)が少し白くなっていました。今年の半夏生の日は7月2日だそうですが。
勧修寺のお堂は江戸時代に御所の御殿を下賜された建物です。
様式はシンプルですが、手の込んだ意匠が施されています。
例えば、この手すりの曲がり具合。工作で木を曲げたものではなくて、この形に一つの材木から切り出したものです。年輪の筋をよく見るとわかりました。屋根を支える長押は、とても太い木材が使われています。
勧修寺燈籠。
この周りには、
樹齢750年といわれるハイビャクシン(ヒノキ科)が地面を覆っています。後ろ中央に見えるこんもりと葉で覆われた木が本体です。
クチナシが咲いていました。
梅の老木。親、子、孫と三世代の梅が並んでいます。親の木には梅が色づいていました。
丸い踏み石を通って奥に進みます。半夏生の群生がある場所ですが、ここではまだ白い葉はありません。
アジサイが咲き始めています。
広い芝生の向こうには、氷室池があります。
睡蓮や花菖蒲が咲いていました。
うるしの木も青々とした葉を茂らせています。
(つづく)