ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

シエムリアップでの調査は順調

2015年06月21日 | Forced Motherhood

 

 

シエムリアップの村、実は来月も別の人身取引調査で入る。

学生の一人が出身の村で、彼のお母さんに依頼して、クメールルージュ時代に出産した女性たちを探してもらった。

↓打ち合わせ中、重複を避けるために名前の確認

↓クメールルージュ時代に死産を経験した女性

小さい時の楽しい思い出は、プノンクーレンにいったこと。でも、実はそれはすでにクメールルージュ時代で、グループで移動させられて仕事させられてたそうな・・・でも楽しかったそう。

↓子どもが6人ともタイに出稼ぎに出てて、孫をみんなみてる女性

↓今回の運転手、とっても若くて子供達は大喜び

 

この村では、クメールルージュ系の人がおおいせいか、「殺人なんてみたことない」「苦しかった思い出なんてない」というような回答がけっこうあった・・・・・あと、学生によると、インタビューを拒否した人がかなりいたそう。

学生の一人は、クメールルージュの助産婦にインタビュー。強制結婚をしたそうなんだけれど、盛大な結婚式で、音楽も派手で、食事もたくさんでた。クメールルージュのために食料庫を建設した技師にインタビューした学生もいて、「たくさん食べ物はあったけれど、住民の口にははいることがなかった」みたいな話をきいたそうな。

でも、このクラスは、調査よりも、夜にテンプルバーに踊りに行くことに命をかけてる学生が多かったかも・・・・・ま、いいか、みんな楽しんでくれたら。わたし自身はかなりおもしろい調査ができた。