ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

シエムリアップで講義

2015年06月20日 | Forced Motherhood

 

うちの大学はシエムリアップにキャンパスがあって、ジェンダー学はわたしが2004年だか2005年に教えた学生が、2010年から教員となって担当してる。

↓シエムリアップキャンパス

一度講義に行きたかったので、今回はちょっとムリをして、調査の後に講義にでかけることに。

↓教務課、教員室がなくって受付で教員が待ってる・・・・・

↓キャンパスの教員用駐車場、ほとんど隣にある住宅に住んでるそうな

キェンパスでは、以前プノンペンで教えた学生たちがけっこう働いていて、成長した姿を見れて嬉しかったのである。

↓講義には50名程度参加、満員で聞いてくれた、ビデオ上映中

お題目が人身取引の法律と実態について、ということだったので、中国花嫁の話とか、ジャイアントオーシャン事件とかを紹介。

プノンペンよりはかなりおとなしい学生たち。でも一生懸命聞いてて、あまり派手な子もいなくて、素朴て、田舎らしくて、勉強する環境にはいいなと思ったのである。

 

来週もまた特別講義に寄る予定。貢献できるうちに、若い世代のために知識を共有しておこう。

 


クメールルージュの村?

2015年06月20日 | Forced Motherhood

 

 

シエムリアップで朝食に向かったのは、ちょっと郊外のレストラン。

朝一番にインタビューを一緒にする学生たちと打ち合わせ

↓いつもの朝ごはん・・・・でも学生たちによると、二度と来たくないそうな

↓この女性は、なんと、クメールルージュ時代に離婚してる!!

超珍しい話、根掘り葉掘り聞くのである

シエムリアップのこの村は、どうやらクメールルージュがたくさん住んでいた村で(というのか・・・住民の多くがクメールルージュ側についてた)、これまで聞いた話とはかなり異なるびっくり話も多い。

↓春雨の料理、抜群においしい

↓かなりおいしいたけのこ料理

おいしんだけれど、骨がたくさんの魚・・・でも子どもはばりばり

たけのこの料理、ちょっとくせがある

日本人的にはありえない、スイカをおかずにご飯を食べる

↓ちょっと失敗したインタビュー、学生たちが構えすぎた

時間の調整で、わたし一人でインタビューを始めることになった女性。

↓家の屋根修理中

田舎って、時間の流れがゆっくりだから、おばあちゃんと一緒にいて、孫もいて、てれてれ昔話をしてもらうのである。たまに、下にいる息子からちゃちが入るのも面白い。

↓家を修理するために買ったそう

↓最初の生理は、ヒルがかみついたと思った話を聞く

強制結婚で、2回は拒否できたんだけれど、3回目に結婚させられた。結婚の時、つらくて泣いたそう。

予定通り、4人のインタビュー終了。1日目はエラーがでて一人しかインタビューとしてはとれなかったけれど、まあ、かなりレベルの高いおもしろい話を記録できてる。

それにしても、この地区、いったいいつクメールルージュがきたんだろう?73年だか74年なんだけれど、みんな、年代はほとんどわかってなくて、13歳でクメールルージュがきて、クメールルージュ時代に25歳で強制結婚とか、歴史の教科書とはぜんぜん違う・・さらに、みんな違う年代なので、いったい誰が正確なのか不明。