ジェンダーからみるカンボジア

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コンポンチャムへインタビュー

2015年06月10日 | Forced Motherhood

 

ジャーナリストの方と、カメラマンさんが、わたしの調査について取材してくれることになって、3日間ほど一緒に行動することに。

最初に講義にきてくれて、学生たちは、巨大なカメラと、シャッターの連続音で、みんな超緊張。

↓講義のあと、コンポンチャムに向かう

↓スクンで休憩、おすすめのお魚料理

今回取材にいらしてるのは、環境問題を専門に記事を書いていらっしゃるジャーナリストで、魚とか森林とかの専門家。

コンポンチャムでは、元学生で今同僚のお母さんにインタビュー。クメールルージュ時代に2人子供を産んでる。

 

カメラマンさんの依頼で、座る場所を何度か変え、姿勢を正し、扇風機を止めたり・・・インタビュー相手がよく知ってる教え子のお母さんだったので、「先生、先生」って配慮してくれて文句も言われず、とても助かったのである。

この地域では、73年ごろから「優しいクメールルージュ」が支配していて、74年に結婚した時は、移動の自由はなく、スピーカーの使用を禁止されての結婚式だったそう。

二人目の女性は、両親と本人が合意した相手と、「18組の強制結婚」に参加させられた。でも全員、両親がすでに決めてた結婚だったそう。この女性は、1人目を妊娠した時中絶しようとしてお酒を飲んだけれど失敗したそうな。 

↓世界中をとびまわってるジャーナリストさんのカバンはすごい・・・

夕食はきずな橋を見ながら、通訳の子と運転手さんも一緒に。

↓ちょっと甘そうなサンドイッチ

↓「サチコ」というサラダ、カメラマンさんが注文、ちょっと甘い

コンポンチャムは、ラタナキリともバッタンバンとも、また違う状況に置かれていた様子・・・・・

今回会えた二人は、戦争中にあまり苦労はしていなくて、戦前も豊かだったし、今もそれほど困ってない生活。家族を殺されていないのも、トラウマが少ない理由かも・・・2人目は自分の最初の子供を病気で失ってるんだけれど。

やはりこの10年くらいの豊かな生活で、のんびりと、過去を笑いとばしながら話せるようになったのかな。