人類学のススメ

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分子人類学の本24.ブラインド・ウォッチメイカー

2014年05月09日 | K1.分子人類学の本[Molecular Anthropo

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ブラインド・ウォッチメイカー―自然淘汰は偶然か?〈上〉
価格:¥ 1,993(税込)
発売日:1993-10

Dawkins19932

ブラインド・ウォッチメイカー―自然淘汰は偶然か?〈下〉 ブラインド・ウォッチメイカー―自然淘汰は偶然か?〈下〉
価格:¥ 1,993(税込)
発売日:1993-10

 この『ブラインド・ウォッチメイカー』は、元オックスフォード大学の遺伝学者のリチャード・ドーキンス(Richard DAWKINS)さんが、ダーウィン進化論を擁護したものです。原著は1986年に出版された『The Blind Watchmaker』で、日高敏隆さんによる監修、中嶋康裕さん・遠藤 彰さん・遠藤知二さん・疋田 努さんによる翻訳で、1993年に上下巻で早川書房から出版されました。

 本書の内容は、以下の通りです。

◎上巻

  • 1.とても起こりそうもないことを説明する
  • 2.すばらしいデザイン
  • 3.小さな変化を累積する
  • 4.動物空間を駆け抜ける
  • 5.力と公文書
  • 6.起源と奇跡

◎下巻

  • 7.建設的な進化
  • 8.爆発と螺旋
  • 9.区切り説に見切りをつける
  • 10.真実の生命の樹はひとる
  • 11.ライバルたちの末路

 本書のタイトルにもなっている、ブラインド・ウォッチメイカー(盲目の時計職人)とは、18世紀に活躍した神学者のウィリアム・ペイリー(William PALEY)[1743-1805]が、1802年に出版した『自然神学』の中で使用した用語です。著者のリチャード・ドーキンスは、自然界における時計職人は、自然淘汰であるという説明をしています。


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