延長された表現型―自然淘汰の単位としての遺伝子 価格:¥ 3,780(税込) 発売日:1987-07 |
この『延長された表現型』は、元オックスフォード大学の遺伝学者のリチャード・ドーキンスさんの2冊目の著書です。原著は1982年に出版された『The Extended Phenotype』で、1987年に日高敏隆さん・遠藤 彰さん・遠藤知二さんによる翻訳で、紀伊国屋書店から出版されました。
本書の内容は、以下のように、全14章からなります。
- ネッカー・キューブとバッファロー
- 遺伝的決定論と遺伝子淘汰論
- 完全化に対する拘束
- 軍拡競争と操作
- 生殖系列の能動的な自己複製子
- 生物体と集団とミーム:何が自己複製子で、何がヴィークルか?
- 利己的狩りバチか利己的戦略か?
- 無法者遺伝子と変更遺伝子
- 利己的DNAと跳躍遺伝子とラマルク騒動
- 「適応度狩り」:5つの苦悩
- 動物による造作物の遺伝的進化
- 寄生者遺伝子の効果としての寄生表現型
- 遠隔作用
- 生物体を再発見する
本書は、著者のリチャード・ドーキンスさんの2冊目の著書です。ドーキンスさんが1976年に最初の著書『利己的な遺伝子』を出版後、様々な批判を受け、この2冊目の著書ではそれらの批判に対して自己の理論を補強しています。