人類学のススメ

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分子人類学の本22.利己的な遺伝子

2014年05月07日 | K1.分子人類学の本[Molecular Anthropo

利己的な遺伝子 (科学選書) 利己的な遺伝子 (科学選書)
価格:¥ 2,935(税込)
発売日:1991-02-28

 この『利己的な遺伝子』は、元オックスフォード大学の進化生物学者のリチャード・ドーキンス(Richard DAWKINS)さんが、人間や動物の行動は利己的な遺伝子により操られているという趣旨で書いた本です。1976年に出版された原題は『The Selfish Gene』で、当初、「生物=生存機械論」として1976年に翻訳されました。しかし、1991年に「利己的な遺伝子」として改題されて、日高敏隆さん・岸 由二さん・羽田節子さん・垂水雄二さんによる翻訳されて紀伊国屋書店から出版されました。改題の方は、原題の直訳となります。なお、2006年には、増補新装版が出版されています。

利己的な遺伝子 <増補新装版> 利己的な遺伝子 <増補新装版>
価格:¥ 3,024(税込)
発売日:2006-05-01

 本書の内容は、以下のように、全13章からなります。

  1. 人はなぜいるのか
  2. 自己複製子
  3. 不滅のコイル
  4. 遺伝子機械
  5. 攻撃:安定性と利己的機械
  6. 遺伝子道
  7. 家族計画
  8. 世代間の争い
  9. 雄と雌の争い
  10. ぼくの背中を掻いておくれ、お返しに背中をふみつけてやろう
  11. ミーム:新登場の自己複製子
  12. 気のいい奴が一番になる
  13. 遺伝子の長い腕

 本書は、著者のリチャード・ドーキンスさんが最初に書いた本で、興味深い考え方が提示されています。

Dawkins1976


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