人類の遺伝学 価格:(税込) 発売日:1900 |
この『人類の遺伝学』は、元東京大学・京都大学・国立遺伝学研究所の駒井 卓[1866-1972]さんが、人類遺伝について書いたものです。1966年に、培風館から出版されました。
著者の駒井 卓さんは、1866年に生まれ、1908年に東京高等師範学校博物学部を卒業後、1917年に東京帝国大学理学部動物学選科を修了します。その後、1920年に京都大学助教授、1925年に京都大学教授、1950年に国立遺伝学研究所生理遺伝部長を歴任し、遺伝学を研究しました。
本書の内容は、以下のように、全24章からなります。
- 人類遺伝学
- 人体の構成と性の決定
- 遺伝概説
- 遺伝子
- 分化
- 突然変異遺伝子
- 連関
- 染色体異常
- 人類集団遺伝学
- 淘汰
- 血液型
- 異常血色素
- 血漿蛋白
- その他の生化学的特性
- 遺伝的平衡と遺伝的均斉
- 人類遺伝学研究法
- 双生児
- 近親婚
- 人種
- 人種・民族の移動と混血
- 優生学と優生法規
- 優秀家系と天才
- 人類の過去・現在・未来
- 遺伝性異常形質
本書は、出版されてからかなりの年月が経っており内容も古くなっていますが、当時の考え方が伝わる点で参考になります。