人類学のススメ

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報告書11.一の谷中世墳墓群遺跡

2014年01月18日 | N7.報告書[Site Report:Japanese]

Iwatashi1993

 一の谷中世墳墓群遺跡は、静岡県磐田市に所在します。この遺跡からは、墓888基・火葬遺構46基・集石遺構104基・土坑197基等が発見され、鎌倉時代中期~室町時代の火葬人骨467体が出土しています。恐らく、日本国内で最大級の火葬遺構だと推定されます。報告書『一の谷中世墳墓群遺跡』は、1993年に磐田市教育委員会により出版されました。アマゾンで検索しましたが、ヒットしませんでしたのでリンクさせていません。

 本報告書は、以下のように、全5巻からなる大著です。

◎本文編

  1. 調査経過
  2. 地理的・歴史的環境
  3. 遺構と遺物
  4. 調査成果の整理と分析
  5. まとめ
  • 付篇Ⅰ
  • 付篇Ⅱ

◎図版編

◎写真図版編

◎観察表編

◎付図編

 ちなみに、出土人骨は、本文編の付篇Ⅰに「一の谷中世墳墓群遺跡出土人骨について」というタイトルで、聖マリアンナ医科大学(当時)の森本岩太郎・平田和明・工藤宏幸により、pp471~503に報告されています。なお、本報告書では所属が「聖マリアンナ歯科大学」となっていますが、正しくは「聖マリアンナ医科大学」となります。


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