外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

GBPJPY 200円台手前への前兆か 月曜日のギャップに要注意

2008-01-11 21:48:23 |    -ポンド円

EURJPYは典型的な“タラレバ”相場になってしまいました。

想定どおり高値162.20円を先に付けた昨日から、本日はもう少し踏み上げて162.28円まで上昇し、時間次第ではもう少し上昇しそうな気配の中、突然の嵐のようにドル売りの材料が報じられ、ダウの下落を先読みした東京株式市場が崩れると、ドル円は一気に下落しました。当然ながらこのような相場ではクロス円もひとたまりも無く、昨日から見れば概ね行って来い相場の様相を呈しています。

それにしても、ポンド円は上昇には鈍く、下落には先を追い抜く展開が継続。相当な下落圧力が働いています。十分な戻りからの下落を想定していましたが、212.06円まで下値を拡大した以上、余程のイベントが無い限り相場へのメッセージは、“次のステージに入りますよ”と宣言したようにも聞こえてしまいます。

本邦勢にとってはロングウイークエンドとなる金曜日だけに、リスクが拡大して動き辛いところですが、月曜日あたりはそこに付け込んで、例えば日経平均先物などの下落を材料に、クロス円を落としにかかってくる可能性が高まって来ました。

ユーロ円ではユーロへの逃避もありえ、さほど崩れないとは思いますが、反して単独上昇するとは考えにくいところです。ドル円も含めて対円ペアのロングキャリーはリスクが高くなっています。

では良い週末をお過ごし下さい。