依然として相場は迷走中です。
チャートの目盛を見れば小さい動きに見えますが、よく見るとそれなりのレンジを維持しています。
ユーロドルの買い戦略は、本日早朝のダウ上昇時のドル買いで1.4639まで下落して40がストップ。前日のドル円は108.81円まで下落して90がストップと、今考えれば悪くないポジションとなっています。
ポンド円のイメージが合わなかった結果、やや臆病神にたたられて近めのストップが仇となっています。本日のイメージは既にできましたが、“時既に遅し”という感じです。
本日はECBとBOEの政策金利発表を控え、その前に相場がどちらかヘ走るとは到底思えません。発表後にレンジを抜けた方が数日間の方向を決めそうですが、後日公開される議事録の内容次第で一気に形成逆転という事実はいくらでもあります。
暫くはナーバスな動きが継続しそうです。
BOEの政策予想は、据え置きと利下げが概ね半々だという噂があり、据え置きがやや上回っているとのことです。
以前、サプライズがあっただけに気は許せませんが、先のG7直後、世銀総裁(でしたっけ?)が「サブプライム問題の解決に政策金利を下げて対応すべきではないが、米国と英国はその範囲ではない」といったニュアンスのコメントを発しており、現状ではまさしくそのとおりに動いています。
そんな背景も手伝って、ユーロポンドは上昇。つまり、ユーロは対ドルで粘っている中、ポンドはサクサク下落しています。この逆行がいつまでも続くとは考えにくく、ポンドが対ドルで弱くなるほど、ユーロも頭が重くならざるを得ず、昨今のユーロドルが上昇したそうでも重たい動きを裏付けています。
逆にポンドが少し上昇してくれれば、ユーロが爆騰する可能性を秘めていそうな気がします。いずれにせよ、指標前のエントリーはリスクが高い点、ご注意ください。